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世界選手権優勝の坪井智也、岡澤セオンが凱旋会見「パリで金取りたい」

2021年11月12日 8時32分

 セルビアのベオグラードで開催された世界選手権大会で日本アマチュアボクシング史上初の優勝を飾ったバンタム級坪井智也(自衛隊・25歳)とウェルター級岡澤セオン(INSPA・25歳)が11日、オンラインで記者会見を行った。

喜びの坪井(左)と岡澤

 まだ世界一になった実感がないと言う2人だったが、勝因を問われると、「すべての試合を楽しんでできたこと」(坪井)「自分のボクシングを貫けたこと」(岡澤)と語った。日本チームは6日の試合終了後に帰国し、今も同じ施設で自主隔離中。岡澤は「世界一になったのに帰国後最初の食事はカップラーメンでした」と言って笑いを誘った。

 日本初の快挙達成は試合順から坪井が先だったが、岡澤は「厳密には自分は二番手で悔しいところもあるが、坪井選手がプレッシャーのかかる最初の試合で勝っていいバトンを渡してくれた。坪井選手がいなかったら優勝できなかったと思う」と同僚を立てるコメント。そして「メディアのみなさん、“同時初”と言ってくださりありがとうございます」とメディアにも感謝の言葉を添えた。

 2人とも次戦はまだ決まっていないが、今後については「来年のアジア大会で優勝するため、今回見つかった課題を修正したい」(坪井)「直近ではアジア大会とかいろいろあるが、最終的にパリ五輪の金メダルに向けて頑張りたい」(岡澤)と、さらに大きな目標を見すえていた。 写真提供=日本ボクシング連盟

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