明日13日（日本時間14日）米アリゾナ州フェニックスのフットフロント・センターで開催されるイベントの計量が12日行われ、元WBC･S･ミドル級王者デビッド・ベナビデス（米）が169ポンド（76.66キロ）、相手のケイロン・デイビス（米）が167ポンド3/4（76.09キロ）をマークした。試合はS･ミドル級リミット1ポンド超の169ポンド契約で行われる。

　当初ベナビデスは元IBF･S･ミドル級王者ホセ・ウスカテギ（ベネズエラ）と対戦する予定だったが、ウスカテギが薬物検査でアウト。ノーランカーのデイビスが抜擢された。

　WBC･S･ミドル級王者に2度就いたベナビデスだが、マリファナ反応と計量失敗で王座はく奪の失態を演じた。だが、大柄な体格とパワーが売り物でメキシコ系米国人という背景からも同級4団体統一王者に就いたカネロ・アルバレスの対戦相手として台頭している。明日の試合で結果はもちろん、どんなパフォーマンスを見せるか内容が注目される。

　大方のメディアの予想はベナビデスの中盤までのストップ勝ちに傾いている。セミでは、べナビですの実兄でテレンス・クロフォードに挑戦したホセ・ベナビデスJr（米）がエマヌエル・トーレス（アルゼンチン）と159ポンド契約の10回戦を行う。Photosfrom Stephanie Trapp/SHOWTIME