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豊嶋亮太がウェルター級2冠防衛 粘る坂井祥紀を振り切って判定勝ち

2021年12月4日 21時53分

 4日、後楽園ホールで行われたOPBF&WBOアジアパシフィック・ウェルター級タイトルマッチは、チャンピオン豊嶋亮太(帝拳)が挑戦者のOPBF5位、WBO-AP4位の坂井祥紀(横浜光)に12回3-0判定勝ち。

豊嶋(左)は要所で強打を決めた

 豊嶋は序盤から意欲的にパンチのラリーに応じた。左ボディ、右をねじ込んでエネルギッシュに試合をつくっていく。

 徹底して顔をカバーする坂井は4月の小原佳太(三迫)戦同様にボディを空けたが、果たして豊嶋は抜け目なく攻める。重心を落として体で押し、右もハードヒットするチャンピオンのペース。前半は坂井のよさを封じ、5回終了後に発表された途中採点も48-47、49-46、50-45でリードしていた。

 旺盛なスタミナの坂井は相変わらず粘り強く戦いを続ける。ガードの腕を落とさず、スムーズなジャブ、アッパー、スイングも駆使して豊嶋に抵抗。豊嶋のボディを何発も食いながら、終盤もそこまで動きは落ちず、逆転をあきらめなかった。

 最終回、豊嶋は大きな左フックをヒット。これは豊嶋自ら「いつもなら倒している」というパンチだったが、坂井は効いたふうではなく、タフガイぶりを示して試合終了のゴング。最終的なスコアは117-111、116-112が2者で豊嶋がOPBF2度目、WBOアジアパシフィック初となる防衛を果たした。豊嶋は15勝9KO2敗1分。“逆輸入ボクサー”の坂井は26勝14KO13敗2分となった。

豊嶋とカルロス・リナレス・トレーナー

◇60kg契約6回戦
谷口彪賀[判定3-0]カリエンテ子安(E&J)
 サウスポーの谷口が子安の出バナを左ストレートで挫き、得点。子安も狙って打ち込んだ右強打で見せ場をつくったが、大差で敗れた。谷口は5勝1KO3敗2分。子安は4勝2KO3敗。

◇S・ライト級6回戦
屋嘉部悠大(帝拳)[TKO4回1分00秒]村上雄大(角海老宝石)
 白井・具志堅ジムから移籍初戦の屋嘉部が4回、サウスポー村上を右でダウン。再開後も強打で詰めてストップした。屋嘉部は4勝4KO2敗。村上は1勝1敗。

ミドル級戦は友松(右)がリベンジに成功

◇ミドル級6回戦
友松藍(ワタナベ)[判定3-0]中田勝浩(井岡弘樹)
 9月の初戦は中田が判定勝ち。雪辱に燃える友松が望みをとげた。中田の堅実なブロックを打ち分けで崩し、ポイントをピックアップ。中田も守りつつ左手ストレート、フック、右アッパーをコツコツ差し込んでいくが友松の攻勢をしのぐほどではない。友松は気力も最後まで減退しなかった。友松は2勝2敗。昨年度ミドル級全日本新人王の中田は初黒星(7勝4KO1敗)。

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