今週末登場のドネア「だれもが認める王者になる」 標的の井上尚弥見据えまずガバリョ戦
2021年12月10日 11時43分
2021年12月9日 20時11分
日本ウェルター級タイトルマッチが9日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの小原佳太(三迫)が挑戦者3位の玉山将也(帝拳)に5回2分44秒TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。試合の模様はフジテレビで11日深夜3時15分から放送される。
WBOとIBFで9位にランクされるこのクラスの第一人者、ベテランの小原が2度目の防衛戦でタイトル初挑戦の玉山を迎えた。初回、玉山がジワリとプレスをかけ、小原がジャブを突きながら迎え撃つ立ち上がり。中盤、玉山が打ちに出たところで、小原の右がカウンターで炸裂。玉山が尻からダウンした。小原は仕留めにいったが、玉山が何とかサバイブした。
小原は2回、ジャブを軸に、多彩なコンビネーションで玉山を攻めた。玉山はガードを固めて我慢のボクシング。時折、思い切り右を打ち込んで、小原の動きを一瞬止めたかに見えた。しかし小原のペースは落ちず、4回はコンビネーションを次々に決めて、玉山は左目上部から出血。玉山は相打ちでワンチャンスにかける苦しい展開となった。
5回、後のない玉山は前に出たが、小原が次々とパンチを決め、右アッパー決めたところでドクターチェック。左目の傷が試合続行不可能と判断されTKOとなった。35歳の小原は25勝22KO4敗1分。28歳の玉山は14勝8KO3敗。
小原の話「KOで倒して勝ちたかったので目標は達成できなかったけど、上下、左右、前後と打ち込むことができた。2022年のビジョンは? 2013年にS・ライト級の日本タイトルを獲得して7年がたつ。早く日本を卒業して、どうしても世界ランカーとやりたい。来年は世界ランカー勝つという目標に向かっていきたい」
◇日本女子ミニマム級王座決定6回戦
鈴木なな子(三迫)[2-1(58-56×2、56-58)]瀬川紗代(ワタナベ)
立教大4年生の鈴木とアマ出身の瀬川はともにワンツー、返しの左フックを主体とするボクシング。初回から積極的にパンチを交換した。序盤は手数と積極性で鈴木、右の有効打で瀬川という印象。互いに譲らない接戦となった。終盤5回は瀬川の右が冴えて優勢。最終回は鈴木が気迫で攻めた。鈴木は6勝1KO2敗。瀬川は1勝1KO2敗。
鈴木の話「(判定を聞くときは)どうしようと思ったけど、出し切れたのであとはジャッジの判断だと思った。まずは日本タイトルを獲ることができたので、着実に段階を踏んで次は東洋を目指しながらやっていきたい」
◇フライ級8回戦
宝珠山晃(三迫)[TKO1回1分50秒]渡邉秀行(DANGAN郡山)
2020年全日本フライ級新人王、日本同級15位の宝珠山がスタートから飛ばした。リーチを生かしてジャブを打ち込み、左フックを立て続け2発決めて最初のダウンをゲット。立ち上がった渡邉にさらにダウンを追加すると、左ストレートを決めたところでストップとなった。サウスポー対決に勝利の宝珠山は7勝4KO。元ランカーの渡邉は間もなく37歳。ランキング入りを果たせず、引退が濃厚となった。戦績は8勝6KO15敗3分。
◇L・フライ級6回戦
狩俣綾汰(三迫)[TKO5回57秒]小島蓮(江見)
2020年全日本新人王同士の対戦。パワーで上回るL・フライ級の狩俣がプレスをかけ、ミニマム級の小島が左右に動きながらパンチをまとめるボクシング。小島が狩俣のミスブローを誘いながらコツコツとヒットを重ねる立ち上がりとなった。しかし狩俣は前に出てボディ打ちで続けると、3回から小島が少しずつペースダウン。5回、左フックで小島を仰向けに倒すと主審が試合を即止めた。狩俣はデビューから無傷の8連勝(4KO)。小島は6勝3敗2分。
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