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バンタム級のホープ西田凌佑 比嘉大吾から奪ったWBOアジアパシフィック王座を初防衛

2021年12月19日 23時55分

 WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦は19日、大阪市立住吉区民センターで行われ、チャンピオンの西田凌佑(25=六島)が同級11位の挑戦者、大橋哲朗(23=真正)を3-0の判定で下し、今年4月、元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(26=志成)から奪ったタイトルの初防衛に成功した。西田は5勝1KO、大橋は8勝2KO3敗。

西田(右)は終始距離をキープして戦った

◇WBOアジアパシフィック・バンタム級タイトルマッチ12回戦
西田凌佑(六島)[3-0(119-109、118-110、116-112)]大橋哲朗(真正)
 わずか4戦目でタイトルをつかんだ近畿大ボクシング部出身のサウスポー、西田は真正ジムの若手ホープの挑戦を受けた。サウスポー対決となったが、西田は開始から右ジャブの差し合いで優位に立ち、左ストレートをボディにヒット。大橋はがっちりガードをアップライトに構え、2回は西田の打ち終わりに左ストレートを決め、スリリングな展開に持ち込んだ。

 しかし、西田は3回からギアを上げて、右ジャブからワンツー、ボディアッパーを放つなど幅広い攻撃パターンで攻め込んだ。右ガードを固める大橋はやや距離がつかめない感じで、手数で押される展開に。5回にバッティングで西田が右目尻を切ったが、大事には至らず、西田ペースが続いた。大橋も6回に左カウンターストレートをヒットしたが、この後の連打がなく、西田から主導権を奪い返すことができなかった。

 終盤は大橋が必死で攻めるが、西田のクリンチワークで攻めが寸断され、逆に西田のコンビネーションパンチを受けてしまった。判定は最大10ポイント差で西田の手が上がり、大橋は潔く敗北を認め、西田を祝福した。

近畿大監督の元世界王者、名城さんも祝福

 西田はこの試合の1カ月前に右手首を痛め、満足なスパーリングができなかったそうだ。しかし、しっかり足を使うなど、クレバーなボクシングでタイトルを守った。試合を見守った元世界王者で西田を指導した名城信男・近畿大監督は「若いが、プロのキャリアがある相手に落ち着いてしっかり戦った。合格点をあげたい」と教え子の成長を喜んだ。六島ジムでは次期防衛戦は右手首の治療もあるため、来年夏ごろを考えている。

◇ミドル級6回戦
国本陸(六島)[3-0(60-53×3)]京原和輝(久留米櫛間)

◇60.5キロ6回戦
山﨑海斗(六島)[TKO2回2分6秒]浜崎隆広(仲里)

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