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井岡一翔「統一戦は絶対に実現させたい」 12.31アンカハスと同じサウスポー福永亮次戦に向け抱負

2021年12月20日 14時05分

 WBO世界S・フライ級チャンピオンの井岡一翔(志成)が20日、オンラインで記者会見を開き、大みそかの防衛戦に向けて抱負を語った。井岡は31日、東京・大田区総合体育館で同級6位の福永亮次(角海老宝石)と4度目の防衛戦を行う。

 当初予定していたIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との統一戦が、政府のオミクロン株対策の影響でまさかの中止となったのが12月頭のこと。井岡(32=27勝15KO2敗)は熱望していた統一戦が流れ、「なかなか受け入れられなかったり、信じられなかったり」、「心に穴が空いたような感じ」とショックを受けたという。

 しかし、井岡は試合がなくなっても食事の節制やトレーニングを続けた。「今年はゆっくりしようという気分にはなれなかった」そうで、だからこそ中止決定から数日で「とにかく試合がしたい」という気持ちになった。アンカハスと同じサウスポーである福永(35=15勝14KO4敗)との話が出たときは、すんなりと受け入れることができた。

 井岡にとって福永は「今まで注目もしてなかった選手、別にやりたくもなかった選手」ということになるが、「こういうタイミングだからこそ、より気を引き締めないといけない。向こうも巡ってきたチャンスで気持ち的にも上がっていると思う」と油断大敵をアピール。日本人歴代最多となる世界戦18試合目となる4階級制覇王者はそのあたりをよくわきまえている。

 陣営はアンカハス側との話し合いで互いに1試合挟んでの統一戦に合意しているという。「やると決めたからには負けられない。統一戦は絶対に実現させたい。まずは目の前の試合をしっかりクリアしたい」と井岡。アンカハスと同じサウスポーの福永をしっかり料理し、仕切り直しの統一戦につなげる心意気だ。写真=志成ジム

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