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2022年1月10日 月曜日

2022ウェルター級展望 スペンスとウガスの3団体統一戦、クロフォードとの4団体統一戦に期待

 2021年にスーパー・スター、マニー・パッキャオ(フィリピン)が引退したウェルター級だが、多士済々のタレントぞろいは変わらず、22年も最もホットな階級の一つだ。はたして22年はファン待望の4団体統一戦が実現するのだろうか?

■ウェルター級世界王者
WBAスーパー ヨルデニス・ウガス(キューバ)
WBA ラジャブ・ブタエフ(ロシア)
WBC エロール・スペンスJr(米)
IBF エロール・スペンスJr(米)
WBO テレンス・クロフォード(米)

クロフォード(左)とスペンス

 ウェルター級は2021年、パッキャオが2年ぶりの試合でウガスに敗れ、フィリピン大統領選に出馬することもあって現役を引退。WBCとIBF王座を保持するスペンスがけがで戦線を離脱し、主役の一人だった元王者ショーン・ポーター(米)はWBO王者クロフォードに敗れて引退を表明した。

 年が明けてビッグニュースが飛び込んできた。昨年、目のけがでパッキャオ戦を棒に振ったスペンスがWBAスーパー王者ウガスと3本のベルトをかけて戦う―と両選手が発信したのである。

 この試合が実現した場合、スペンスとウガスの勝者がWBA正規王者ブタエフと1位エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)の勝者と対戦する―という流れと見られる。もしプラン通りのことが進めば、3団体統一王者とPFPランキングで常に上位に立つクロフォードによる4団体統一戦の機運が一気に高まるというものだ。

 1年以上試合をしていないスペンスがどの程度復調しているのか分からないが、ウガスに勝利し、団体内統一戦もクリアしてクロフォードとのビッグマッチに進む―というのがファンの最も臨むところだ。両者はプロモーターや放送プラットフォームの違いから対戦が待ち焦がれながら実現しなかった。無敗同士の頂上決戦は、ぜひ両者の力が下り坂になる前に実現してほしいものだ。

 トップを追いかける勢力で注目されるのが、各団体で上位にランクされるバージル・オルティスJr(米)とジャロン・エニス(米)の2人だ。23歳のオルティスはパワフルなボクシングでデビューから23戦全KO勝利をマーク。今年はそろそろタイトル戦線に絡みたいところだろう。

 エニスはプロスペクトとして全階級を通じて非常に高い評価を受けているのが24歳の逸材。ここまで28勝26KOのハードパンチャーは「スペンスやクロフォードに十分対抗しうる」と言われるほど。こちらも虎視眈々とベルトを狙っている。

 前出のブタエフとスタニオニスもいまだ無敗。イギリスの25歳、こちらも無敗のコナー・ベン(20勝13KO)、IBF指名挑戦権を獲得しているクドラティーリョ・アブドカクロフ(ウズベキスタン)らもチャンスを待つ。

 タイトル戦線からは少し離れるが、2月19日に英マンチェスターで予定されているアミール・カーンとケル・ブルックの元王者対決はチケットが発売10分でソールドアウト。峠を過ぎたビッグネーム同士がどんなファイトを見せてくれるのか注目したい。

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