March
29
Friday

ボクシングニュース | ボクシングビート編集部制作

share

20°C Clouds
Tokyo

Boxing News(ボクシングニュース)

Home > Match Information > 今も昔もチャンピオンへの登竜門 特別企画「ボクシング新人王戦事典」

今も昔もチャンピオンへの登竜門 特別企画「ボクシング新人王戦事典」

2022年1月15日 16時09分

 新人王レースもいよいよ大詰め。東西の代表が出そろい、あとは2月6日の第68回全日本新人王決定戦を残すのみとなった。あらためてその歴史を振り返れば、溌剌とファイトしていた未来の王者たちの姿が次々と目に浮かんでくる。やはり新人王戦は「チャンピオンへの登竜門」である。=ボクシング・ビート2月号より=

 チャンピオンへの登竜門と言われる新人王戦。これまで67回の開催で全日本新人王から25名が世界王者になっている。

 歴史の始まりは60年度(第7回)の全日本フライ級新人王で62年10月、19歳にして世界フライ級王者となり、後に“黄金のバンタム”エデル・ジョフレを攻略して日本初の世界2階級制覇を果たすファイティング原田から。最新の王者は昨年11月、米ニューヨークでIBF・S・フェザー級王座を奪取した尾川堅一(帝拳)。11年度(第58回)の同級新人王MVPから、足かけ10年で悲願を達成した。

 同じ年の全日本新人王から複数の世界王者が誕生したケースは3例。68年度(第15回)の輪島功一、ガッツ石松が最初で、それぞれウェルター級、ライト級を制した。次が79年度(第26回)の渡辺二郎、渡嘉敷勝男。こちらはフライ級、J・フライ級と軽量級の優勝者から。最近の例は90年代に入り、93年度(第40回)J・ライト級の畑山隆則とフェザー級の越本隆志。

 年代別に見ていくと60年代5名、70年代4名、80年代5名、90年代6名、2000年代2名、10年代3名となり、やはり近年は比較的減少傾向にあると言えるか。

 また東日本新人王、西軍代表と東西の新人王まで含めると31名になる。16年度(第63回)のフライ級西軍代表で昨年9月にWBC・L・フライ級王座を奪取した矢吹正道(緑)が記憶に新しい。矢吹は中谷潤人(M.T)との「将来の王者対決」で全日本の栄冠を逃したが、これは渡辺二郎に負けた小林光二の例と同じだ。

 このほか、ルーツ、語り継がれる名勝負、中谷-矢吹戦プレイバック、最多6人が王者に出世した年、38歳の新人王……等々、新人王戦にまつわる12のエピソード+25人の世界王者の新人王時代プロフィールを掲載。特集は発売中のボクシング・ビート2月号に掲載しています。

 こちらからもご購入できます→https://amzn.to/3raQyww

Related article
関連記事