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年間最高試合WBC・L・フライ級戦、寺地拳四朗vs.矢吹正道 世界戦以外はロマチェンコvs.中谷正義

2022年1月29日 15時23分

 2021年の年間最高試合はWBC・L・フライ級タイトルマッチ、寺地拳四朗(BMB)vs.矢吹正道(緑)が選ばれた。

劇的な幕切れとなった矢吹(左)×寺地

 両者は9月に京都で対戦し、挑戦者の矢吹が激闘の末に10回TKO勝ちで王座を獲得。9度防衛中の安定王者、寺地を王座から引きずり下ろした。両者は3月19日に京都でダイレクトリマッチを行う。

 最高試合の投票結果は、寺地×矢吹が15票、尾川×アジンガ・フジレ(IBF・S・フェザー級王座決定戦)が10票、井上×マイケル・ダスマリナス(WBA・IBFバンタム級戦)が8票、中谷潤人×アンヘル・アコスタ(WBOフライ級戦)が3票、井岡一翔×福永亮次(WBO・S・フライ級戦)が1票。

寺地拳四朗の話「この度は年間最高試合賞に選んで頂きありがとうございます。次は王座を奪還し、勝者として受賞出来るよう全力を尽くします。これからも宜しくお願い致します!」

矢吹正道の話「2021年度の年間最高試合賞に選ばれ評価して頂き凄く光栄です。まだまだ社会情勢が不安定ではありますが、今後も更なる高みを目指して精進して行きたいと思います。今後も宜しくお願い致します」

中谷はロマチェンコに挑んだ 写真=帝拳ジム

 年間最高試合の「世界戦以外」は、6月に米ラスベガスで行われたライト級12回戦、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs.中谷正義(帝拳)が選ばれた。試合は元ライト級3冠王者ロマチェンコの9回TKO勝ちだったが、中谷が世界的に評価の高いロマチェンコと堂々渡り合ったファイトが評価された。

 投票結果は、ロマチェンコ×中谷が10票、ユーリ阿久井政悟×桑原拓(日本フライ級戦)8票、佐々木尽×湯場海樹(日本ユースS・ライト級戦)4票、田中恒成×石田匠(ノンタイトル戦)4票、佐川遼×丸田陽七太(日本フェザー級戦)3票、井上拓真×和氣慎吾(WBOアジアパシフィックS・バンタム級戦)3票、久我勇作×古橋岳也(日本S・バンタム級戦)1票、中垣龍汰朗×花田歩夢(ノンタイトル戦)1票。

中谷正義の話「この度は年間最高試合に選出頂きありがとうございます。この試合が出来たのも帝拳ジム、本田会長はじめ多くの方々が尽力して下さった結果なのでとても感謝しています。しかし、自分はボクシングは誰と戦ったかという事よりも誰に勝ったかが重要だと思っていますので光栄な事ではありますが手放しで喜べない所もあります。素晴らしい選手と戦った経験を活かし世界チャンピオンになる為にこれからも頑張っていきますので応援宜しくお願いします」

【2021年度表彰選手】
■プロ男子の部

☆最優秀選手賞 WBA・IBFバンタム級王者 井上尚弥(大橋) 4年連続5度目

☆技能賞 WBO・S・フライ級王者 井岡一翔(志成) 3年連続3度目

☆殊勲賞 IBF・S・フェザー級王者 尾川堅一(帝拳) 初

☆努力・敢闘賞 OPBF・S・ライト級王者 麻生興一(三迫) 初

☆KO賞 WBA・IBFバンタム級王者 井上尚弥(大橋) 2年連続5度目

☆新鋭賞 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者 西田凌佑(六島) 初

☆年間最高試合賞(世界)
WBC・L・フライ級タイトルマッチ 寺地拳四朗(BMB)vs.矢吹正道
※真正プロモーション

☆年間最高試合賞(世界戦以外)
ライト級12回戦 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs.中谷正義(帝拳)
※トップランク

■プロ女子の部
☆最優秀選手賞 WBA女子フライ級王者 藤岡奈穂子(竹原&畑山) 4年ぶり6度目

☆年間最高試合賞
WBA女子フライ級タイトルマッチ 藤岡奈穂子vs.スレム・ウブリナ(メキシコ)
※ゴールデンボーイ・プロモーションズ

■特別賞
江畑佳代子 元WBO女子ミニマム級王者

花形冴美 元IBF女子アトム級王者

故・星野敬太郎 元WBAミニマム級王者

故・鈴木太一 元西日本ボクシング協会長

故・登本康夫 元JBC審判員

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