年間最高試合WBC・L・フライ級戦、寺地拳四朗vs.矢吹正道 世界戦以外はロマチェンコvs.中谷正義
2022年1月29日 15時23分
2022年1月29日 15時23分
2021国内アワードで努力・敢闘賞に輝いたのは東洋太平洋S・ライト級王者の麻生興一(三迫)。新鋭賞はWBOアジアパシフィック・バンタム級王者の西田凌佑(六島)。女子部門はWBA女子フライ級チャンピオンの藤岡奈穂子(竹原&畑山)が最優秀選手賞と年間最高試合のダブル受賞となった。
元日本S・ライト級王者の麻生は12月、不利予想を覆して内藤律樹(E&Jカシアス)に9回TKO勝ち。35歳にして4年ぶりにタイトルホルダーとなった。投票は麻生14票、古橋岳也(川崎新田)12票、野中悠樹(渥美)11票。
麻生興一の話「今回このような賞をいただき本当に感謝しています。そして、このようなチャンスをくれた三迫会長、久保マネージャー本当にありがとうございます。そして、試合まで練習など支えてくれた椎野トレーナー、三迫ジムのトレーナーの方々、選手のみんなに感謝しています。また頑張っていきますので、今後とも応援よろしくお願いします」
西田は4月、元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)をアウトボクシングで寄せ付けずに金星をゲット。WBOアジアパシフィック王座を獲得し、12月には初防衛を成功させた。投票は西田16票、平岡アンディ(大橋)11票、豊嶋亮太(帝拳)7票、岩田翔吉(帝拳)3票。
西田凌佑の話「この度は、名誉ある賞を頂きまして誠にありがとうございます。この賞を受賞することができたのは、試合を組んで下さった六島ジム会長や、指導して頂いている武市晃輔トレーナーやジムの仲間、そして応援して下さっている皆様のおかげです。新鋭賞は、恩師である近畿大学の名城信男監督も受賞されていて、恩師と同じ賞を頂けたことをとても光栄に思います。名城監督も新鋭賞を受賞し、世界チャンピオンになられたので自分も同じ賞を頂けたからには世界チャンピオンになる為、さらに精進していきます。今後とも応援よろしくお願い致します」
日本人初の5階級制覇王者、藤岡はキャリア初のアメリカ進出。7月にロサンゼルスでスレム・ウブリナ(メキシコ)を相手に2-0判定勝ちで3度目の防衛に成功。この試合は女子年間最高試合賞に選ばれた。
MVPの投票は藤岡30票、吉田実代(三迫)5票。最高試合は藤岡×ウルビナ22票、奥田朋子×吉田実代(WBO・S・フライ級戦)6票、天海ツナミ×緒方汐音(WBO・L・フライ級戦)3票、花形冴美×松田恵里(IBFアトム級戦)1票、黒木優子×千本瑞規(OPBFミニマム級戦)1票。
藤岡奈穂子の話「ありがたいですね。(賞を)狙って試合をしているわけじゃないし、自分ではどうにもなることじゃないけど、周りの人の評価は励みになります。続けている以上はさらに上を目指したい。さらにいい試合をしたいと思っています。
一方で、若い人にも頑張ってもらいたいです。おそらく最高齢のMVPじゃないかと思いますが、年齢を考えちゃうと元気がなくなっちゃうので、あまり考えないでいきたい。今年もやれるなら米国で試合をしたいと思っていますし、(米国のプロモーターから)オファーのようなものは頂いています。17年5月にロサンゼルスで練習する機会があり、それからずっと米国で試合したいと思っていた。試合が実際に決まったときは興奮しましたし、ベルトを守って帰ってこられたときの達成感はすごかったです。女子も米国でやれる時代が来ていると思います。ちょっと前はメキシコが盛んだったけど、より注目度の高いところでやりたいと思っています」
【2021年度表彰選手】
■プロ男子の部
☆最優秀選手賞 WBA・IBFバンタム級王者 井上尚弥(大橋) 4年連続5度目
☆技能賞 WBO・S・フライ級王者 井岡一翔(志成) 3年連続3度目
☆殊勲賞 IBF・S・フェザー級王者 尾川堅一(帝拳) 初
☆努力・敢闘賞 OPBF・S・ライト級王者 麻生興一(三迫) 初
☆KO賞 WBA・IBFバンタム級王者 井上尚弥(大橋) 2年連続5度目
☆新鋭賞 WBOアジアパシフィック・バンタム級王者 西田凌佑(六島) 初
☆年間最高試合賞(世界)
WBC・L・フライ級タイトルマッチ 寺地拳四朗(BMB)vs.矢吹正道
※真正プロモーション
☆年間最高試合賞(世界戦以外)
ライト級12回戦 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)vs.中谷正義(帝拳)
※トップランク
■プロ女子の部
☆最優秀選手賞 WBA女子フライ級王者 藤岡奈穂子(竹原&畑山) 4年ぶり6度目
☆年間最高試合賞
WBA女子フライ級タイトルマッチ 藤岡奈穂子vs.スレム・ウブリナ(メキシコ)
※ゴールデンボーイ・プロモーションズ
■特別賞
江畑佳代子 元WBO女子ミニマム級王者
花形冴美 元IBF女子アトム級王者
故・星野敬太郎 元WBAミニマム級王者
故・鈴木太一 元西日本ボクシング協会長
故・登本康夫 元JBC審判員
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