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2021年MVPは井上尚弥 4年連続5度目受賞でレジェンド白井義男&具志堅用高超えへ

2022年1月29日 16時03分

 4年連続5度目の年間最優秀選手賞に選ばれたバンタム級2冠王者の井上尚弥(大橋)が喜びを語った。MVP5度は日本人初の世界王者白井義男と、V13の金字塔を持つ具志堅用高に並ぶ最多記録だが、「うれしい、今年2022年もいい試合をすれば、そういう記録も塗り替えられる。モチベーションになります」とレジェンド超えを誓った。井上は2年連続5度目のKO賞も受賞。

2022年を勝負の年と位置づける井上

 井上の2021年は6月にラスベガスでIBF指名挑戦者のマイケル・ダスマリナス(フィリピン)に3回TKO勝ち。12月には両国国技館でアラン・ディパエン(タイ)に8回TKO勝ちでWBAスーパーとIBF王座を防衛した。

 MVPについて井上は「自分が結果を出して獲らなければいけない、毎年ここを目指してやっている」と狙って獲る賞であることを隠さなかった。「今年は会長から“勝負の年”と言われているので、そういう試合を勝ち残ることができれば、今年も……」と、5連続MVPにも思いをはせる。

こちらは12月のディパエン戦

 次の試合はコロナ禍で4月の予定が5月、6月にずれ込むことが確実だが、相手はノニト・ドネア(WBC世界バンタム級王者)との3王座統一戦が有力視されており、本人も「少なからず、ドネアを意識して練習している」と因縁の再戦に意欲をみせている。19年の対戦では苦戦の末にダウンを奪って判定勝ちだったが、「KOを逃したので、はっきり決着をつけたい」と早くもKO宣言。

 今年(4月10日)29歳になる井上だが、「自分の中ではもう29かではなく、まだ29かという気持ち。そう思ってやった方がまだまだ伸びる。伸びしろを感じています」とあくまで前向きだ。

 2週間ほど前からスパーリングも再開している。その一方で前回の試合前からジムの先輩八重樫東トレーナー(元3階級世界王者)の指導で筋力トレーニングに力を入れている。かなりハードなメニューのようで、疲れがたまった井上が、予定したスパーリングを中止してほしいと申し入れるという珍しいこともあったと、大橋会長が明かした。井上は八重樫さんとの筋トレで「さらにレベルアップを期待している」と話した。

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