2階級制覇狙うミドル級ムンギア 凱旋試合に3回TKO勝ち WBO&IBF王者に照準
2022年2月20日 17時18分
2022年2月20日 11時48分
WBCシルバー・ライト級タイトルマッチが19日(日本時間20日)、ロシアのエカテリンブルクで行われ、挑戦者の元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳=ベネズエラ)は王者ザウル・アブドゥラエフ(ロシア)に12回2分28秒TKO負け。昨年5月、WBC王者デビン・ヘイニー(米)戦に続く連敗を喫した。
リナレスはいつも通りシャープなジャブからコンビネーションにつなげていくボクシング。体格のいいアブドゥラエフは背中を丸め、ガードを固めるスタイルで対峙した。リーチが長そうで、ジャブはなかなか鋭い。リナレスはボディ打ちを使いながら、じっくりアブドゥラエフを崩していこうと試みた。4回は得意の高速コンビネーションで攻勢をアピールした。
中盤に入るとアブドゥラエフがプレスを強め、ジャブだけでなく、力強い右を打ち込んでリナレスに迫った。リナレスは対処しているものの、やや下がらされるシーンが増える。アブドゥラエフは8回、右を決めて連打。9回もリナレスをロープに押し込んで会場を沸かせた。
終盤、勢いはアブドゥラエフにあった。リナレスはフットワークを使いながら手を出していくが、ロシア人の前進を思うように止めることができない。アブドゥラエフはワンツー、ボディ打ちでリナレスを追った。
迎えた最終12回、アブドゥラエフの左フックがカウンターで炸裂し、リナレスがキャンバスに崩れた。立ち上がったものの、再開後すぐに左フックで2度目のダウン。最後はアブドゥラエフがリナレスをロープに押し込み、連打したところでストップとなった。
WBC6位にランクされる36歳のリナレスは47勝29KO7敗。世界王者返り咲きに向けて痛い一敗となった。27歳のWBC4位、アブドゥラエフは15勝9KO1敗。実績のあるリナレス戦の勝利で今後のキャリアに弾みをつけた。
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