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アンカハスまさかの王座転落 伏兵マルティネスに大差負け 井岡一翔との統一戦遠のく

2022年2月27日 16時26分

 ラスベガスのコスモポリタンで26日(日本時間27日)行われたIBF・S・フライ級タイトルマッチは番狂わせ。挑戦者4位フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)が王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン=写真)に3-0判定勝ちで王座奪取。長期王者アンカハスは10度目の防衛に失敗した。

マルティネス(左)は試合をコントロールした

 初回、仕掛けたマルティネスに、ラスベガス初登場となったアンカハスはサウスポーからボディーを叩いて挽回を図る。しかし王者は3回終了間際、左で挑戦者をたじろがせたのが唯一の見せ場。リングサイドでマネジャーの元王者マルコス・マイダナから声援を送られるマルティネスは5回から左右を叩きつけてペースを奪回する。

 6回、ボディー連打でチャージするアンカハスだが、アルゼンチン人の逆襲を食らい劣勢。展開は8回以後はっきりと挑戦者が支配し、9回には右連打で王者を追い詰める。終盤もマルティネスの士気は衰えず、被弾が多いアンカハスは四苦八苦。マルティネス(14勝8KO無敗)が117-111、118-110×2のスコアで勝利コールを受けた。

 12年3月以来の黒星だったアンカハスは33勝22KO2敗2分。勝っていれば昨年暮れに一度は決まっていたWBO王者井岡一翔(志成)との統一戦が既定路線だっただけに痛恨の王座転落となった。Photos from Stephanie Trapp/SHOWTIME

健闘をたたえ合うマルティネスとアンカハス
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