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岩田翔吉が圧巻のワンパンチKO 日本L・フライ級V1 大内淳雅は4度目の挑戦実らず

2022年3月5日 20時30分

 日本L・フライ級タイトルマッチが5日、後楽園ホール「第610回ダイナミックグローブ」のメインで行われ、チャンピオンの岩田翔吉(帝拳)が指名挑戦者で同級3位の大内淳雅(姫路木下)に1回1分10秒TKO勝ち。初防衛に成功した。

岩田は「子どものころから得意のパンチ」で決めた

 昨年11月、芝力人(真正)との王座決定戦を制した岩田の初防衛戦は、昨年6月に対戦して3-0判定勝ちした36歳のベテラン、4度目の日本王座挑戦に燃える大内を迎えた。

 試合はあっという間だった。スタートから大内がジャブで仕掛けていくが、どっしり構えた岩田は左のダブルを2発。開始1分、大内のジャブの打ち終わりに右を叩き込むと、大内が横倒しにダウン。立ち上がったものの足元が定まらずストップとなった。

 WBA2位、WBC7位、WBO13位にランクされる岩田は8勝6KO。「自分の一番得意な右ストレートを当てることができて、KOで防衛することができてよかった。プレッシャーもありましたけど、楽しむことが意識した。子どものときからの夢なので必ず世界チャンピオンになりたい」。19日に京都で行われるWBC世界タイトルマッチは粟生隆寛トレーナーと視察に行くことを希望した。

 無念の大内は22勝8KO12敗3分。12年9月に黒田雅之(川崎新田)とドロー、16年8月の寺地拳四朗(BMB)、20年12月の矢吹正道(緑)に敗れ、今回が4度目の日本王座チャレンジだった。

波田(左)は終始安定した戦いを貫いた

◇S・フェザー級8回戦
波田大和(帝拳)[TKO7回2分58秒]齊藤陽二(角海老宝石)
 日本同級9位の波田と同14位の齊藤が対戦。齊藤がスタートから距離を詰め、右ストレート、左フックで波田に迫った。これに対して波田も力強い左、右フックで応戦。齊藤は2回以降も前に出て、右フック、アッパー、ボディ打ちで攻めていくが、波田は距離をキープしながらよく手を出し、齊藤に思うような前進を許さなかった。

 波田のパンチをもらいながら前に出る齊藤は4回、右を打ち込んで波田にバックステップを踏ませるものの、波田は連打で倍返しした。このあとも試合は波田ペース。7回、打撃戦に突入すると、ここでも打ち勝ったのは波田。齊藤の左目が大きく腫れていたこともあり、主審が試合を止めた。

 大相撲の元小結、旭道山の甥として知られる波田は12勝11KO1敗。連敗の齊藤は3勝3KO3敗2分。

◇バンタム級4回戦
田中利信(三迫)[TKO2回1分37秒]進藤達也(金子)

◇バンタム級4回戦
大町朋也(帝拳)[2-0(39-37×2、38-38)]高橋拓夢(角海老宝石)

◇S・フライ級4回戦
椎名善聴(FLARE山上)[TKO4回2分27秒]中嶌隼太(角海老宝石)

◇フェザー級4回戦
橋場大樹(宮田)[2-1(39-37×2、37-39)]渡辺凜太郎(レパード玉熊)

◇ライト級4回戦
倉持廉汰(本望)[3-0(40-36×2、39-37)]中村嵩史(ミナノ)

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