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2022年3月18日 7時14分
2022年3月17日 20時39分
異例の再戦となったWBC世界L・フライ級タイトルマッチ(19日・京都市体育館)の調印式、記者会見が17日、京都府宇治市のBMBジムで行われた。チャンピオンの矢吹正道(29=緑)は「もう一回しっかり勝つだけ」と初防衛に自信たっぷり。挑戦者の同級1位、寺地拳四朗(30=BMB)は初の敗戦を喫しただけに「自信も含めタイトルを取り返す」と静かに闘志を燃やした。
両者は昨年9月22日、京都市体育館で戦い、矢吹が10回TKO勝ちして世界初挑戦でベルトをつかみ、年間最高試合に選ばれた。戦いは激しい打ち合いとなり、9回にバッティングで寺地が出血した。試合後、故意のバッティングと寺地陣営がJBCに質問状を提出したが、「故意とは認定できない」との回答。WBCから再戦指示があり、因縁のダイレクトリマッチが行われることになった。
矢吹は「今までで一番強い拳四朗と戦えるのでわくわくしている。バッティングは気にしていない。アグレッシブに戦うだけ」と王者の余裕をうかがわせ、寺地は「自分のボクシングを貫き通して圧勝したい」と語り、前戦で4ラウンド終了時の公開採点でジャッジ2者が40-36と矢吹を支持していたことに触れ、「ジャブだけでなく右を返していけばいいと思う」と積極策を秘めている様子だった。
矢吹は「いつも自宅からバスでジムに通っている格好です」とミリタリースタイルで調印式に臨んだ。上着の下には漫画「北斗の拳」でケンシロウの宿敵であるサウザーのイラストが描かれたTシャツ。「ケンシロウのライバルはラオウが有名ですが、ケンシロウとラオウは兄弟なので」とサウザーを選んだという。「サウザーの名言、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!です」と寺地に大きく立ちはだかる構えだ。
■予備検診結果
矢吹 寺地
身 長 166.0㎝ 164.5㎝
頸 周 34.0㎝ 34.0㎝
胸 囲 83.5㎝ 84.0㎝
リーチ 164.0㎝ 163.0㎝
拳 左27.5㎝右26.0㎝ 左23.0㎝右22.0㎝
視力 左2.0右2.0 左1.0右1.5
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