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アオキクリスチャーノ殊勲の勝利 実力者の近藤明広からダウン奪う

2021年5月28日 20時44分

「FightingBee20」が28日、後楽園ホールで開催され、メインのS・ライト級8回戦は、日本同級4位のアオキクリスチャーノ(角海老宝石)が同2位の近藤明広(一力)に3-0判定勝ち。スコアは76-75、77-74×2だった。

この日のアオキ(右)は右が冴えた

 世界挑戦経験もある近藤は昨年12月、日本S・ライト級タイトルマッチで王者の永田大士(三迫)と引き分けて以来のリング。スタートはアオキが右をうまく合わせて先制した。近藤は初回終了間際に右スイングを決めるが2回、アオキが左フックから右につなげると、これを食らった近藤が背中からダウンした。

 近藤は4回に反撃態勢に入る。体をぶつけて接近戦に持ち込み、ボディ攻撃でアオキを削りに入った。しかしアオキも5回のアッパーをボディに突き上げて近藤にダメージを与えた。6、7回も近距離で手を出し合い、近藤がコツコツとヒットを重ねたが、アオキも一歩も引かずに、8回には印象的な左フックを決めた。

 アオキは16勝11KO8敗2分。敗れた36歳の近藤は32勝18KO10敗2分。いつものような力強さが感じられなかった。

塚田は3回ストップ勝ち

◇S・ライト級8回戦
塚田祐介(伴流)[TKO3回2分48秒]遠藤健太郎(大橋)
 日本タイトル挑戦経験もある塚田は2回、遠藤の右を食らってダメージを負うが、ここからボディ攻撃で遠藤を追い込んだ。3回、ボディ打ちで遠藤の動きを止めると、上下にパンチを打ち続け、ストップ勝ちを呼び込んだ。18年10月以来の勝利となった塚田は10勝4KO8敗。引き分けを挟んで4試合勝ち星なしの遠藤は7勝6KO10敗2分。

上原(右)はダウンを挽回して勝利

◇S・フェザー級8回戦
上原拓哉(三迫)[3-0(77-74、76-75×2)]石井龍誠(伴流)
 日本ライト級15位の石井がジム移籍第1戦となる上原とサウスポー対決。互いにフェイントを掛け合い、ジャブ、左ストレート、返しの右フックを繰り出した。2018年12月、OPBFフェザー級王者の清水聡(大橋)に敗れて以来、2年半ぶりの試合となる上原が2回に左ストレートのタイミングを合わせかけ、石井は軽快に動いて対抗した。

 上原はボディ打ちも繰り出し、流れをつかみかけたと思われた5回、スピードに乗る石井が左ストレートで右フックをヒットし、ラウンド終盤に左アッパーをボディに叩き込むとこれが効いた。さらに石井が左ボディを打ち込むと、上原はヒザをついてダウンした。しかし上原は6回に反撃、右フックで石井をダウン寸前に追い込んで畳みかける。このチャンスは逃したものの、7、8回も前に出て、粘る石井に競り勝った。上原は17勝10KO1敗。石井は8勝5KO7敗2分。

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