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王座陥落の尾川堅一が敗戦振り返る「悔しいけど納得するところもある」

2022年6月5日 10時50分

 IBF・S・フェザー級王座から陥落した尾川堅一(帝拳)の話が帝拳ジムから届いた。尾川はウェールズのカーディフで4日(日本時間5日)、挑戦者ジョー・コルディナ(英)に2回KO負けしてベルトを失った。

尾川は試合後、勝ったコルディナをたたえた

「申し訳ないです、それに尽きます。呑まれたし、コルディナ選手も強かったですし、それがすべてなんですけど、でもやっぱり自分自身の固さっていうか、実力のなさを痛感したってのが今の想いです。(自分でも)動きながら固いなと思っていて、トレーナー達に確認しても固いって言われて、何か変化を付けないといけないと思ったんですけど、その変化を付けたところで相手の変化にやられてしまったっていうのが、映像を見直して分かったところなんですが、ガードを上げたり下げたり、何か変えないとなってところは覚えているんですけど、アゴで倒れたのは初めてなので、これはもう自分の完全な負けですね」

(ジャッジ2者が初回のポイントを尾川に付けていたことに対して)ポイントは僕だったんですか? なおさら悔しいですね。自分のジャブだったりフックだったり感触が良かったってのはあったんですけど、全体的な流れとして、やっぱ相手の地で戦っているという部分で、そこで自分が1ラウンドに行けたなっていう気持ちになれていないのが、やっぱり2ラウンド目に出てしまったってのはあると思います」

2試合前の西谷選手との試合で取られたダウンもありましたけど、アゴで倒れたら僕は終わりだと思っていたので、自分自身のタフさを信じていましたし。これまでスパーリングでも効いたり云々はありましたけど、アゴだけはと思っていましたが、今日モロに食らって倒れたので、ボクシング人生12年やって、年齢なのかも分からないですけど納得するところもあります。悔しいですけど」 Photo by SUMIO YAMADA

■日本の世界王者
WBOミニマム級 谷口将隆(ワタナベ)
WBA・L・フライ級スーパー 京口紘人(ワタナベ)
WBC・L・フライ級 寺地拳四朗(BMB)
WBOフライ級 中谷潤人(M.T)
WBO・S・フライ級 井岡一翔(志成)
WBAスーパー&IBFバンタム級 井上尚弥(大橋)

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