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運命のゴロフキン戦まであと4日 WBAミドル級王者の村田諒太が現在の心境語る

2022年4月5日 17時01分

 WBAミドル級スーパー王者の村田諒太(帝拳)が5日、メディアの質問に書面で応じた。新型コロナウイルス対策で公開練習ができないため、メディアが要請したもの。村田は9日、さいたまスーパーアリーナでIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との大一番に挑む。

最終調整を行う村田=帝拳ジム提供

――対戦相手のゴロフキンがついに来日し、どのような気持ち、感情になりましたか?
「いよいよだな、という感じです。そして計量まで3日、やっぱり恐怖ももちろんあるし、楽しみはあまりありませんが、色々な緊張感もあります。ゴロフキン選手が相手じゃなければこういった想いにはならなかったのかなとも思います。やはりゴロフキン選手が相手というのはこれまで以上に緊張感はいやがおうにも高まります」

――上記とは別に2年4カ月ぶりの試合まで1週間を切り、今の心境は?
「コロナ禍で延期は避けたい、それが第一に来ます。これは切実なところです。今はそういった現実的なことを考えてしまいます」

――シューズやトランクスなどゴロフキン戦仕様に特別なアイテムを用意していますか?
「これまでの試合で、自分で用意したことはなく、今回の試合でも同じです」

――家族と離れたホテル生活で連絡はどんな手段でどれぐらい取り合っていますか? やはり励みになりますか?
「主にビデオ電話で連絡を取り合っていますがとても励みになります。早く帰って会いたいという気持ちにもなりますが、ホテルにて約1ヶ月となり、遭ったときに子供たちがどういう風に見えるのか。時期によってはこんなに成長したかなと、大きく変わったように感じる時があるんです」

――1人で過ごすホテルの部屋で、この2年間に思いをはせた(振り返った)時間はありますか?
「この2年間に限定して振り返ることはありません。ですが、ホテルの窓から見える東京の風景、東京タワーだったりを見ながら自分のこれまでのボクシング人生を振り返ることはあります。子供の頃、修学旅行で東京に来て色々な名所に行き、自分の人生でまさか、これほど注目される舞台に立つ、言わば夢が叶っていると言えると思うんです。こういった人生を歩めるとは当時思ってもいなかったので、そういう具合に自分のボクシング人生をふと振り返るときはあります」

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