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WBOミニマム級王者の谷口将隆 V1戦まであと1週間「石澤選手のすべてを警戒している」

2022年4月15日 14時56分

 初防衛戦を1週間後に控えたWBOミニマム級チャンピオンの谷口将隆(ワタナベ)が15日、オンラインでメディアのインタビューに応じた。谷口は22日、後楽園ホール「PXBフェニックスバトル87」で挑戦者5位の石澤開(M.T)と対戦する。

オンライン会見した左から渡辺会長、谷口、伯耆トレーナー

 昨年12月、ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)から11回TKO勝ちで王座を奪ったサウスポー王者、谷口が初防衛戦を迎える。渡辺均会長から「チャンピオンになっても挑戦者のときと同じようにひたむきに練習している」と評され谷口は、この試合に向けてはアジリティ・トレーニングを取り入れたり、食事に気を遣ったりとレベルアップを図ってきた。

 そんな王者が初防衛戦に掲げたテーマはズバリ「石澤選手に勝つこと」。チャンピオンという立場や、初防衛戦という緊張、一度勝っている相手との再戦など、周りの状況に惑わされることなく、目の前の相手に勝利するということだ。

最終調整を行う谷口=ワタナベジム提供

 谷口は2019年9月、日本タイトル挑戦者決定8回戦で石澤と対戦し、2回にダウンを奪われながらも判定勝ち。スコア(77-74×2、78-74)が示すように、谷口がダウン以外は試合をコントロールした試合だった。それでもチャンピオンは「前回とは別人のように強くなっていると思う。石澤選手のすべてを警戒している」と挑戦者をリスペクト。上の階級の選手とスパーリングを重ね、石澤対策に打ち込んできた。

 強打が自慢の石澤が、谷口に敗れてから力任せのボクシングからより頭を使って冷静に戦うようになったのは事実。だからこそ、親友にしてライバルでもあるWBA・L・フライ級王者京口紘人の背中を追いかけ、ようやく手にしたベルトを手放すつもりはさらさらない。

「追い求めるものが高くなっていると思う。それを思うとピークはまだ先。これから期待できるかなと思っている」とも話した谷口。リマッチにしっかり勝利し、チャンピロードを踏み固めていくつもりだ。

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