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元K-1王者の武居由樹が初タイトル戦、ボクシング転向5戦目で8.26東洋太平洋王座挑戦

2022年6月18日 9時11分

 K-1のチャンピオンからボクシングに転向して4戦全KO勝ちの武居由樹(大橋・25歳)が、次戦で初のタイトル挑戦――8月26日後楽園ホールでOPBF東洋太平洋S・バンタム級王者のペテ・アポリナル(フィリピン)に挑戦することになり、17日大橋ジムで開いた記者会見で正式発表された。

会見した左から八重樫トレーナー、武居、大橋会長

 アポリナル(27歳)は4月にジュンリエル・ラモナル(和氣慎吾、久我勇作にTKO勝ち)をKOして新チャンピオンになったばかりで、16勝10KO2敗の記録を持つ強豪。プロモーターでもある大橋秀行・大橋ジム会長は今回の試合は武居にとって「非常に危険な賭け」と言うが、本人は「思ったより早くタイトルマッチが決まったのでうれしい。このチャンスは絶対につかむ」と意欲満々だ。

 これまでフィリピン選手との対戦は、試合はもちろんスパーリングでも経験がない武居だが、相手のアポリナルはドネア戦を控えていた井上尚弥のスパーリング・パートナーとして来日しており、全く知らない選手ではない。

 試合映像を観たという武居は「体が柔らかくてパワーがある。いろんな角度から飛んでくるので気をつけたい」と警戒も怠らない。しかし、「早く倒せればいいが、簡単なことではない。もっとボクシングのスキルを上げて、今までの格闘技人生の全てを活かして、武居由樹らしいボクシングを見せられればいい」と前向き発言をしていた。

 試合は真夏の猛暑に行われるが、「夏の武居は強い」と本人もアピール。 勝てば担当の八重樫東トレーナー(元3階級世界チャンピオン)と同じ5戦目で東洋太平洋王座獲得となるだけに、モチベーションも高い。試合の模様は当日ひかりテレビでライブ中継される。

 ボクサーになった今でも「K-1ファイターだと思っている」という武居だけに、盛り上がっているキックボクシングのビッグマッチ、那須川天心—武尊のライバル戦について聞かれると、「悔しい気持ちもある」といいつつ、「(両選手に対し)思い切りやってください」とエールを送っていた。当日この試合を観戦に行く予定だと明かした。

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