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三田から世界へ 9.3加納陸が井上夕雅とWBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦

2022年7月11日 21時16分

 大成ジムは11日、フライ級に階級を上げたWBOアジアパシフイック・フライ級2位、加納陸(24=大成)が9月3日、大阪市のエディオンアリーナ大阪第二競技場で同級5位、井上夕雅(22=真正)と同級王座決定12回戦を行うと発表した。

記者会見に出席した加納(左)と尾崎

 加納は井岡弘樹氏が持つ18歳9カ月の日本人最年少世界王者の記録を破ろうと16年8月、WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里、現石田)と対戦、6回負傷判定で敗れた。

 それから6年、キャリアを重ねて2階級上のフライ級で世界を狙う。今年4月には50.7キロでタイ国選手を2回TKOで下し、フライ級の試運転は上々の内容。世界へのステップとしてアジア王座に照準を合わせた。戦績は14勝7KO3敗。

「フライに上げたことで、減量苦から解放され、パワーもついた。ディフェンスに磨きをかけて世界のフライ級トップに食い込んでいきたい」。すでに走り込み合宿も行い、筋力を鍛えており、意欲は十分だ。

 対戦相手の井上は13勝1KO2敗。尼崎亀谷ジム時代の17年に全日本ミニマム級新人王。真正ジムに移籍して21年11月、日本ユースフライ級タイトルを獲得、今年3月、フライ級ランカーの浅海勝太(ハラダ)に打撃戦で競り勝って現在日本フライ級5位にランクされている。

 会見で加納は「井上選手は気持ちが強く、勝負強い相手だと思う。しかし、世界に出ていくためには圧勝、完封しなければならないと思っている。9月3日はどんな展開になっても圧勝します」と意気込みを語った。

 メインが加納の興行には再度世界を狙う石田匠(井岡)が出場、また興國高から法大に進み、中退してプロ入りした尾崎優日(ゆうが、19=大成)がL・フライ級6回戦でタイ国ミニマム級2位、ナランチップ・スングスット(タイ)とデビュー戦を戦う。

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