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豪州のフェザー級王者ファメション死す ファイティング原田と2度対戦 初戦は物議醸す判定

2022年8月5日 10時19分

 元WBC世界フェザー級王者ジョニー・ファメション氏が4日、豪州メルボルン近郊で亡くなった。77歳だった。91年に自動車事故に遭い、心臓と脳障害などで闘病生活を送っていた。

 フランス・パリ出身のファメション氏は5歳の時に豪州へ移住。アマチュア歴なしでプロの世界に飛び込み、1969年1月ロンドンでキューバの亡命選手ホセ・レグラ(スペイン)に15回判定勝ちでWBCフェザー級王者に就く。同年7月シドニーで3階級制覇を目指したファイティング原田の挑戦を受け、複数のダウンを喫したにもかかわらず判定勝ちで防衛。レフェリーとジャッジを1人で兼任した往年の名選手ウィリー・ペップ氏が物議を醸し出した。

 翌年1月、東京で行われた再戦ではファメション氏が14回KO勝ちで2度目の防衛を果たした。1試合はさんで同年5月、ローマで元王者ビセンテ・サルディバル(メキシコ)に判定負けで無冠。ラストファイトとなり24歳でグローブを脱いだ。生涯戦績は56勝20KO5敗6分。痩身のテクニシャンタイプとして鳴らした。97年にロサンゼルスに本部がある世界ボクシング殿堂入りを果たしている。Photo by WBC

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