37歳王者の中川健太が1位挑戦者の梶颯に判定勝ち 3度目の日本S・フライ級王座V1
2022年8月9日 21時35分
2022年8月9日 20時43分
女子日本ミニマム級タイトルマッチ6回戦が9日、後楽園ホール「ダイヤモンドグローブ」のセミで行われ、チャンピオンの鈴木なな子(三迫)が挑戦者3位の一村更紗(ミツキ)に3-0判定勝ち。初防衛に成功した。
挑戦者の一村が積極的な立ち上がり見せた。手数をよく出すとラウンド終盤、右を決めて鈴木がヒザをつくダウンを喫した。鈴木は2回からネジを巻き直し、ワンツー、左フックで一村に迫るが、一村も鋭い右を返して試合は白熱した。
鈴木は中盤、ボディへの右ストレートから返しの左フックを効果的に使ったが、一村も引きつけてパンチをリターンし、王者ははなかなか挑戦者を引き離せない。それでも攻め気を失わなかった鈴木が57-56×2、58-55のスコアで勝利した。
苦しみながら初防衛の23歳、鈴木は7勝1KO2敗。「次の試合ではしっかり勝ちきりたい」と悔しそうだった。惜しくも敗れた26歳の一村は4勝10敗1分。
◇S・ライト級8回戦
藤田炎村(三迫)[TKO4回58秒]湯場海樹(ワタナベ)
日本S・ライト級5位の強打者、藤田と日本ライト級15位のサウスポー湯場によるホープ対決。藤田はがっちりガードを固め、サウスポースタイルで湯場に迫るが、いきなり湯場の打ち下ろしの左が炸裂、藤田がキャンバスに転がった。続いて右フックで2つめのダウン。このあと藤田はクリンチを連発してなんどか初回を乗り切った。
藤田は2回、いきなり猛攻を仕掛けるが、後頭部への打撃で減点1。しかしここから藤田がブンブン振り回すと、湯場が藤田にしがみつくシーンが増えていく。3回、藤田が湯場をロープに押し込んでボディ攻撃。右フックも決めると、湯場は苦しそうだ。
4回、再び藤田が湯場をロープに追い込むと、ボディ打ちから右フックを決めて湯場がダウン。立ち上がったところに再び右で湯場を沈めて試合を終わらせた。27歳の藤田は9勝7KO1敗。23歳の湯場は8勝5KO2敗2分。
逆転勝ちの藤田は勝利者インタビューで「判定は考えていなかった。湯場選手のパンチは生きていたので最後まで警戒して思い切り打った。だれとやっても自分は面白い試合になると思う」とコメントした。
◇フライ級8回戦
宝珠山晃(三迫)[3-0(77-74、79-72×2)]川崎智輝(SUN-RISE)
2020年全日本新人王で日本フライ級14位のサウスポー宝珠山が立ち上がりから仕掛けた。近大出身の川崎もこれに応じて試合はいきなりヒートアップ。少し落ち着いたラウンド後半、宝珠山が右フックを決めて川崎からダウンを奪った。
宝珠山は2回も前掛かりに攻め、左を上下に散らしていくが、川崎も手数を出して対抗。軽打ながらパンチを決めてスリリングな展開になっていく。3回以降、宝珠山は力強いパンチで何度も川崎に迫った。よく動いて的を絞らせない川崎はパンチをたびたびまとめたものの、流れを変えるまでにはいたらなかった。宝珠山は8勝4KO無敗。川崎は2勝3敗。
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