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2022年8月15日 月曜日

日本バンタム級チャンピオン 堤聖也 “呪われた”階級制した黄金の95年世代最新王者

 澤田京介を打ち破り、無敗で日本バンタム級王座に就いた堤聖也も精鋭がそろう1995年世代だ。王座戦がとかくスムーズに実現せず「呪われた――」とまで形容された日本バンタム級を制すと同時に、自らは実に3年ぶりの勝利だったというのも異例である。《船橋真二郎》=ボクシング・ビート9月号より=

 堤聖也というボクサーにとって、様々な意味で大きく、待ちわびた1勝だった。6月23日、1年1ヵ月に及んだ異例の王者不在期間を経て、今年2月に日本バンタム級王座を勝ち取ったベテラン、34歳の澤田京介(JB SPORTS)を下した。序盤2回に左フックで倒し、終始優勢に試合を進めた。8回早々に右のダブルで効かせると、最後は連打でストップ。「呪われた……」と形容された負の連鎖を断ち切るような完全決着だった。

 コーナーポストに駆け上がり、堤は何度も咆哮を上げた。腹の底から湧き上がるような叫びだった。

 「自然と出ましたね。ストップの瞬間は『よし、終わった!』と安堵して。叫んだ時は興奮して、嬉しさがあふれ出ました。勝利者コールを受けている間はひたすら解放感。『久しぶりだー』みたいな感じがありましたね」

 コロナ禍に翻弄されるなど、試合も1年8ヵ月ぶりなら、中嶋一輝(大橋)、比嘉大吾(現・志成)と引き分けが続き、勝利するのは実に3年2ヵ月ぶりだった。さらに後楽園ホールでの勝ち名乗りとなると4年近く遡ることになる。

 待たせている人たちが大勢いた。応援してもらうようになってから、勝つ姿を見るのは初めてという人が「ほとんど」と苦笑いする。

 何より中学2年でボクシングを始めて13年。初の日本一だった。ずっと待たせ続けていた人には、リングから思いのたけを伝えた。

 「僕がボクシングを始めてからずっと、そばで支えてくれていたお母さん。あなたが育ててくれたから、今、こうしてボクシングができて、日本のベルトを巻くことができました。あなたのおかげで、この日を迎えることができました。ありがとう。愛してる」

 堤が中学生からアマチュア時代を含め、ほとんどの試合を応援に駆けつけてくれているのだという。「心配もさせてると思うけど、今も僕の試合を見るのを生きがいに仕事を頑張ってると思うから」だった。3人きょうだいの末っ子が夢中になっていたのが「ごっこ遊び」だったという。‥

 アマチュアからしのぎを削った95年世代のこと、そしてこれからの夢……日本バンタム級新チャンピオンの横顔――。記事全文は発売中のボクシング・ビート9月号に掲載しています。
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