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元世界王者の宮崎亮が初回ストップ負け 元世界ランカー大沢宏晋も惨敗 福永宇宙は激戦制し11連勝

2022年8月15日 17時15分

 亀田興毅プロモーターのデビュー戦となった14日夜エディオンアリーナ大阪の前座では元世界王者と元世界挑戦者が揃って惨敗を喫する意外な結果となってしまった。

宮崎はビリャルの強打に屈した

 元WBA世界ミニマム級王者宮崎亮(KWORLD3)はWBC世界L・フライ級8位のアサエル・ビリャル(パナマ)に初回2分43秒TKO負け。昨年5年半のブランクを破って再起した宮崎だったが、復調いまだし。立ち上がりビリャルの切れのある右フックを食って効かされ、乱打されてよろけたところでレフェリー・ストップがかかった。ビリャルは19勝15KO1敗3分。宮崎はこれが3度目の敗北だった(26勝11KO3敗)。

実績のある大沢(左)も5回で沈んだ

 元東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのフェザー級王者で世界挑戦経験もある大沢宏普(オール)はWBO世界フェザー級15位のジョー・サンティシマ(フィリピン)に5回1分56秒TKO負けを喫した。3回に左フックを強打されて倒された後は徐々に回復しつつあったが、5回に再び左フックで強烈なダウンを奪われると、ノーカウントでレフェリー・ストップとなった。

福永(右)はダウンを盛り返して判定勝ち

 この日のベスト・アクションは最初の8回戦。2020年度の全日本S・バンタム級新人王の福永宇宙(黒潮)が元ランカーの山下賢哉(JBスポーツ)と激しい打撃戦を展開した。3回には山下に左右を立て続けに浴びてダウンを奪われたが、その後もシーソー・ゲームを続け、規定の8回終了ゴングまで手を出し合った。

 結果は2-0の判定で福永の手が上がった。これまで打たれ強くないとみられた山下も、この試合では何度もフラフラしながら最後まで奮闘し四国のホープを苦しめた。危うく初黒星を免れた福永はこれで11連勝5KO。山下は14勝11KO6敗。

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