先日、ロサンゼルス入りが伝えられた元ライト級3団体統一王者のワシル・ロマチェンコ（ウクライナ＝写真）の復帰戦プランが浮上。ESPNはロマチェンコが10月下旬、WBCライト級9位ジャーメイン・オルティス（米）とのライト級10回戦に合意したと報じている。

　母国ウクライナの危機に領土防衛隊に入っていたロマチェンコは16日、トレーニングを再開するためにロサンゼルス入り。空港で「私は比類なきチャンピオンになる」とライト級4団体統一への意欲を言葉にした。

　ライト級4団体統一王者デビン・ヘイニー（米）と前王者ジョージ・カンボソスJr（豪州）は10月15日、オーストラリアのメルボルンでダイレクトリマッチを予定している。トップランクは来年、この勝者にロマチェンコをぶつけるプランを立てているようだ。

　その前哨戦となるのが10月の復帰戦となる。対戦相手に名前の挙ったオルティス（26＝16勝8KO1分）は今年5月、前WBO･S･フェザー級王者ジャメル・ヘリング（米）に判定勝ちし、ヘリングを引退に追い込んだ。それ意外に名前のある選手との対戦はなく、ロマチェンコが復調ぶりを確認するのに手ごろな相手を言えそうだ。