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ロイヤル小林と対戦 元WBC・J・フェザー級王者リゴベルト・リアスコ死去 

2022年8月31日 19時37分

 日本選手とも戦ったWBC初代世界S・バンタム級チャンピオン、リゴベルト・リアスコ氏(写真)が29日パナマ市の自宅で亡くなった。69歳だった。肺がんで闘病生活を送っていたという

 パナマ市出身。15歳からプロのリングに上がり、1975年5月にニカラグアで世界初挑戦。これはフェザー級でWBCの名王者アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)に2回TKO負け。しかし翌76年4月、地元パナマ市で新設されたWBC世界J・フェザー(現S・バンタム)級王座決定戦に臨み、日本で活躍していたケニア人ワルインゲ中山(神林)と対戦。中盤8回にTKO勝ちして新チャンピオンとなった。

 2度王座を防衛後、76年10月9日、東京の蔵前国技館でフェザー級から下げてきたロイヤル小林(国際)の強打に8回KO負けを喫し無冠となる。

 その後5年近くリングから遠ざかり、81年に再起したものの、5戦して引退。技巧にたけたボクサー型だったが、打たれ強くはなく、アルゲリョや小林らの強打者に苦杯を喫した。終身戦績は39戦26勝13KO9敗4分。

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