知っておきたい!ジュニア王者の横顔Part2 UJ連続優勝の上机凛&三木姫愛
2022年9月5日 14時47分
2022年9月5日 14時21分
9月4日、後楽園ホールで3年ぶりに全国大会決勝が開催された「第4回ジュニア・チャンピオンズリーグ」。U-9、U-12、U-15、U-18の各カテゴリの男女、全66試合が行われ、認定チャンピオン14名と合わせ、計80名の全国チャンピオンが誕生した。その中から7名の声と横顔を紹介する。
今大会もプロの元チャンピオン、元ランカーの“ジュニア”の出場が多く見られたなか、2名が優勝を果たした。
U-9男子27.5キロ級を判定で制した大橋翔哉(おおはし・とうや、名古屋大橋)は、元東洋太平洋S・バンタム級王者で、現役時代は“激闘王”として名を馳せた大橋弘政・名古屋大橋ジム会長の息子。3歳の頃からグローブに触れ、右利きだが、始めからサウスポーとして育てられてきた。
「試合をするのが楽しい」という小学3年生は、父と練習してきた左を真っ直ぐ打つこと、右のガードを下げないこと、動きを止めないことの3つを意識して初めての全国大会に臨み、後楽園ホールのリングも「楽しかったです」とはにかんだ。
5歳、6歳頃からボクシングと並行して日本拳法にも励み、「日拳で距離感をしっかりつかませたい」と英才教育を施しながら「今は楽しく続けさせることが僕の使命」と大橋会長。「ボクシング以上に人間性を育んでいきたい」と話していた。
もう1人は前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(緑)を父に持つU-12女子35キロ級優勝の佐藤夢月(緑)。手足が長く、すらりとした長身の小学6年生はクロス気味の右ストレートを決めて、1ラウンド終了間際に最初のカウントを奪うと2回開始から攻め、2度目のカウントを追加してTKO勝ちを飾った。
「楽勝でした」。試合後、さらりと言ってのけた。試合前は緊張していたと明かしたが「リングに上がったら、緊張がスーッと消えて。やるしかない」と自分を奮い立たせたのだという。
幼い頃から空手に励み、小学3年生からボクシングへ。将来の目標は「お父さんみたいに世界チャンピオンになること」。10日に再起戦を控える父に代わり、叔父で東洋太平洋S・フェザー級王者の力石政法がサブセコンドとしてサポートした。父に勝利を届けるとともに「今度の試合、頑張れ!」とエール。U-9、U-12女子のベストマナー賞にも選ばれた。
(船橋真二郎)
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