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2022年10月1日 土曜日

原優奈が強打の波田大和に2-1判定勝ち 日本S・フェザー級挑戦権獲得

「第617回ダイナミックグローブ」が1日、後楽園ホールで開催され、メインの日本S・フェザー級挑戦者決定8回戦は、同級2位の原優奈(真正)が同級1位の波田大和(帝拳)に2-1判定勝ち。王者の坂晃典(仲里)への挑戦権を獲得した。この日の模様は4日18時から日テレジータスで放送される。

最終8回、波田に打ち勝って大きなポイントを得た原㊧

◇日本S・フェザー級挑戦者決定8回戦
原優奈(真正)[2-1(77-75×2、76-77)]波田大和(帝拳)
 互いに距離を取った立ち上がり。原がジャブを突きながら右につなげた。クリーンヒットはないものの、波田のガードの上から打ち込んで手数で上回る。2回に右をヒット。サウスポーの波田は時折コンビネーションを繰り出し、力強いボディを打ち込むものの、なかなか手が出ず先手を取ることができない。4回、波田がプレスをかけると、原は右カウンターで迎撃。右が何度か波田をとらえた。

 5回は原が右ストレート、左フック、右アッパーをヒット。波田は左ボディ打ちで食い下がる。波田がようやく元気な姿を見せたのは6回だった。左を立て続けに打ち込んで攻勢をアピール。原も打ち返すものの少し疲れてきたか。7回も波田の攻撃が上回った。8回は打撃戦。原の左カウンターが何発か決まり、パワーで上回る波田も左を決めた。

王者坂を「圧倒する」と豪語する原

 原は「もっとくると思っていて、そこにカウンターを合わせようと思っていたけど意外とこなかった。上は全然効いてなかったけど、下は効いた。いいボディを打ちますね。ボクシングをやっていて一番うれしかったです。原は弱いと言われていたんで。坂選手? 圧倒ですよ」と上機嫌だった。戦績は12勝6KO2敗1分。波田は12勝11KO2敗。父の寿和さんは大相撲幕内行司の木村寿之介、叔父が元小結の旭道山。

「とりあえず日本チャンピオンに」と中野は言う

◇フェザー級8回戦
中野幹士(帝拳)[KO1回2分8秒]ロレンツ・ラドラダ(フィリピン)
 デビューから6連勝(5KO)の日本S・フェザー級15位、サウスポーの中野がジワジワとプレスをかえる立ち上がり。体格で劣るラドラダは右を思い切り打ち込んでいったが、中野にはしっかり見えていた。ラウンド中盤、ラドラダ打ってきたところに左ボディ、右アッパーを叩き込むと、ラトラダがたまらずダウン。立ち上がれず、苦しそうな顔をして10カウントを聞いた。中野は7勝6KO。ラドラダは11勝3KO4敗1分。

デビュー3連勝の藤田㊧

◇フェザー級8回戦
藤田健児(帝拳)[KO4回2分59秒]ロニー・カンポス(フィリピン)
 アマ153勝のサウスポー藤田がフィリピンフェザー級15位のカンポスを迎えた。藤田は初回、よく動きながら左ストレートをボディに集めた。カンポスの武器である右を外し、徐々に顔面の左のタイミングを合わせていく。3回、藤田の左でカンポスの左目が腫れた。

 4回、藤田が左でダメージを与え、畳みかけるとカンポスがダウン。ここからカンポスは粘ったが、藤田はロープに追い詰めてフラついたカンポスに右アッパーをヒット。2度目のダウンとなったカンポスは立ち上がったが、グローブをヒザについたままで10カウントを聞いた。藤田は3勝2KO。カンポスは9勝6KO5敗3分。

シャープなパンチで3連続KO勝ちの村田

◇バンタム級6回戦
村田昴(帝拳)[KO2回2分45秒]マルビロ・アバリェ(フィリピン)
 元アマ全日本王者のホープ、サウスポーの村田が初回から右を有効に使って圧力をかけていった。2回、為す術のないアバリェを村田がワンツーで攻め立てると、アバリェは右ボディを食らってダウン。何とか立ち上がったものの、村田は右フックでダウンを追加し、カウント中に青コーナーが棄権を申し出た。村田は3勝3KO。アバリェは8勝3KO3敗2分。

齋藤はヒヤリとするシーンも

◇S・フェザー級6回戦
齋藤麗王(帝拳)[KO2回2分36秒]ジュフェル・サリナ(フィリピン)
 アマで高校5冠の実績を持つ齋籐とサウスポーのサリナは初回から近距離で盛んにパンチを交換した。2回、近距離で決まったのはサリナの左フック。齋籐の腰が大きく落ちた。これをしのいだ齋籐は強気に攻め、ボディ攻撃でサリナからダウンを奪う。立ち上がったサリナを再び左ボディで沈めて10カウントとなった。齋籐は2勝2KO。サリナは5勝4KO5敗1分。

モンタレスに負傷TKO勝ちの金子㊧

◇フェザー級6回戦
金子虎旦(帝拳)[TKO5回1分34秒]シュガリー・モンタレス(フィリピン)
 アマチュアで活躍した金子のプロ第2戦。身長で上回る金子はリードで組み立て、モンタレスはジャブから右フック、左フックを打ち込んでいくスタイル。3回、モンタレスの右が金子の顔面をとらえて会場がざわついた。調子づいたモンタレスは積極的に攻めていくが、金子は4回に立て続けに右を決めてチャンスを作る。モンタレスはヒッティングで左目をカットした。5回、モンタレスの出血がひどく、TKOが宣告された。金子は2勝2KO。モンタレスは3勝2KO2敗。

多彩なパンチで韓国選手を打ちまくった高見

◇110ポンド6回戦
高見亨介(帝拳)[TKO2回1分55秒]ファン・インチョル(韓)
 アマで高校2冠の高見のプロ第2戦。前に出てくるファンに対し、高見はジャブ、左フックで対応。ワンツーの連打、アッパーも織り交ぜてファンを追い込んでいった。2回、ファンのパンチを外して右カウンターを打ち込むと、ファンがキャンバスに落下。再開後、粘って手を出すファンから左フックでダウンを追加してフィニッシュした。高見は2勝2KO。ファンは3勝1KO1敗1分。

見ごたえのあるデビュー対決はドロー(田中㊧-大木戦)

◇L・フライ級6回戦
田中佳斗(帝拳)[引き分け1-0(58-56、57-57×2)]大木彪楽(浜松堀内)
 千葉・習志野高で選抜2位の実績がある法政大出身の田中が静岡・飛龍高でインターハイ2位の大木とデビュー戦対決。序盤はサウスポーの田中がスピードを生かしてジャブ、左ストレート、アッパーと多彩なパンチで田中に迫った。3回には左ストレートで田中にダメージを与え、田中は鼻血が止まらなくなった。劣勢の田中は後半、なりふり構わず前に出て、体で大木を押し込んでボディ攻撃を続けた。大木はうまく対応できず、ドロー決着となった。

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