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西田凌佑が完封勝ちでWBO・AP王座防衛 アマ2冠の元警察官 井上彪はデビュー戦飾る

2022年10月9日 20時10分

 WBOアジアパシフィックバンタム級タイトルマッチ10回戦が9日、大阪・住吉区民センターで行われ、同級王者の西田凌佑(六島)が挑戦者の同級14位アルジュム・ペレシオ(フィリピン)を3-0判定でくだし、2度目の防衛に成功した。フィリピンコミッションから挑戦者について12回戦を行う資格がないとの連絡があったため、10回戦で行われた。

 セミファイナルのフェザー級8回戦では、日本同級19位の山﨑海斗(六島)がアディレーク・ミーシーダー(タイ)に1回1分14秒KO勝ち。前座のフライ級6回戦では、宮崎・日章学園高時代に高校2冠で近畿大出身の井上彪(六島)がプロデビュー戦を行い、ピヤ・チャイチョート(タイ)に6回2分26秒TKO勝ちした。

◇WBOアジアパシフィックバンタム級タイトルマッチ10回戦
西田凌佑(六島)[3-0(100-90×3)]アルジュム・ペレシオ(フィリピン)
 立ち上がりは互いに様子見に終始したが、サウスポーの西田が左ボディーストレートを当て、右ジャブを上下に散らして距離をキープ。2回に入ると、左ストレートや右フックが当たり出し、小柄なペレシオの突進を右にかわして死角から左ストレートを好打した。

 3回、左ストレートを決めた直後に相手に右ストレートを打ち返されたが、さらに右フックや左ボディーストレート、ワンツー連打と攻め、ロープに詰めて左ストレートをたたき込んだ。

 4、5、6回と右ジャブや右フックで相手をロープに追い込み、左ストレートを上下に打ち分けた。一方的な展開になってきたが、打ち終わりにペレシオが右ストレートや左フックを狙い打つため、西田もまとめられない。

 7回には西田が左ストレートで相手をぐらつかせたり、ロープに飛ばしたりといった場面もあったが、それ以上攻め込まない。8回以降も相手をロープに再三詰めるものの、セコンドから「KOを狙うな!」の声も飛んで追撃せず、ダウンシーンのないまま試合終了ゴングを聞いた。

 審判3者ともフルマーク採点の勝利に西田は「相手は思ったより出てこなかったが、パンチ力があったので、無理に攻めなかった。倒したかったが、セコンドの指示もあり、確実に勝ちに行こうとした」と説明。「考えながら戦えたのはよかった」と収穫も挙げた。西田は6戦6勝(1KO)、ペレシオは13戦11勝(6KO)2敗。

◇フェザー級8回戦
山崎海斗(六島)[KO1回1分14秒]アディレーク・ミーシーダー(タイ)

◇フライ級6回戦
井上彪(六島)[TKO6回2分26秒]ピヤ・チャイチョート(タイ)

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