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とちぎ国体 L・ヘビー級の荒本一成は国体4階級制覇 宮崎県が総合優勝、皇后杯は鳥取県

2022年10月11日 8時28分

 いちご一会とちぎ国体ボクシング競技最終日は10日、日光市大沢体育館で成年男女、少年男子の決勝が行われた。

少年男子バンタム級優勝の坂井(左)

 フライ級のみの成年女子はサウスポー同士の対決となった。5月の女子世界選手権に出場している木下鈴花(鳥取・日体大)がジャブを多用して加藤光(奈良・東洋大)を追い詰めて左ストレートをヒット、5-0の判定で国体女王の座に就いた。

 少年男子ライト級は準決勝でインターハイ王者の秋元啓介(青森・青森山田)を破った森脇龍星(兵庫・西宮香風)が堀江耀斗(奈良・王寺工)との打撃戦を制して高校初タイトル獲得。バンタム級はインターハイ連覇の坂井優太(兵庫・西宮香風)が危なげなく優勝した。

 インターハイ準優勝のピン級、定廣征季(京都・京都廣学館)、フライ級、山下学人(宮崎・日章学園)、L・ウェルター級、吉住将丈(宮崎・日章学園)が国体王者になった。

パワフルだった成年男子ウェルター級の田中(左)

 成年男子はウェルター級の田中空(神奈川・東洋大)が準決勝に続いて強打を発揮して1回RSC勝ちを飾った。L・フライ級、松本流星(三重・県スポーツ協会)は金谷成留(宮崎・駒澤大)を寄せ付けず、国体連覇を果たした。

 L・ヘビー級は準決勝に続いて相手負傷で不戦勝の荒本一成(奈良・狸ばやし)が戴冠。荒本は王寺工時代にL・ウェルター級、ウェルター級で優勝、日大時代にミドル級を制しており、国体4階級王者になった。

L・ヘビー級優勝の荒本

 日章学園勢が活躍した宮崎県が奈良県を抑えて総合優勝を飾り、天皇杯が授与された。皇后杯(女子)は木下鈴花が活躍した鳥取県にもたらされた。来年は鹿児島県で開催される。

【成年女子】
◇フライ級
木下鈴花(鳥取・日体大)5-0加藤光(奈良・東洋大)

【少年男子】
◇ピン級
定廣征季(京都・京都廣学館)4-1村上一成(宮崎・日章学園)

◇L・フライ級
好浦郷介(兵庫・西宮香風)5-0俣野琉樹(京都・京都廣学館)

◇フライ級
山下学人(宮崎・日章学園)5-0熊本風真(兵庫・西宮香風)

◇バンタム級
坂井優太(兵庫・西宮香風)5-0伊藤優希(青森・青森山田)

◇ライト級
森脇龍星(兵庫・西宮香風)4-1堀江耀斗(奈良・王寺工)

◇L・ウェルター級
吉住将丈(宮崎・日章学園)5-0古賀逸希(佐賀・高志館)

◇ウェルター級
川村萌斗(新潟・開志学園)RSC2回25秒 浜田実來(青森・弘前工)

◇ミドル級
川村陸(北海道・札幌工)5-0 Silva Yeshua(栃木・作新学院)

【成年男子】
◇L・フライ級
松本流星(三重・県スポーツ協会)5-0金谷成留(宮崎・駒澤大)

◇フライ級
平塚駿之介(栃木・駒澤大)5-0田村拓実(広島・大野石油店)

◇バンタム級
政所椋(奈良・東洋大)3-2矢野利哉(愛媛・駒澤大)

◇ライト級
大橋蓮(愛知・東京農大)5-0中山慧大(佐賀・東洋大)

◇L・ウェルター級
原田海舟(大阪・駒澤大)3-2久保寺啓太(神奈川・駒澤大)

◇ウェルター級
田中空(神奈川・東洋大)RSC1回1分36秒 黒田虎之介(広島・T&T WAMサポート)
◇ミドル級
鳥谷部魁(岩手・拓殖大)3-2黒部龍聖(北海道・東洋大)

◇L・ヘビー級
荒本一成(奈良・狸ばやし)不戦勝 若谷豪(愛媛・県競技力向上対策本部)

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