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海外で予想不利の寺地拳四朗「普通にやったらKO」 11.1京口紘人との2団体統一戦に自信

2022年10月14日 15時33分

 WBC世界L・フライ級チャンピオンの寺地拳四朗(BMB)が14日、東京・練馬区の三迫ジムで公開練習を行った。拳四朗は11月1日、さいたまスーパーアリーナでWBA同級スーパー王者、京口紘人(ワタナベ)と2団体統一戦を行う。

左から父の寺地会長、拳四朗、吉野、椎野トレーナー

 拳四朗はキャリア最大となるビッグマッチを前にしてもリラックスモード。「序盤からしっかりプレッシャーをかけ、そこから飲み込んでいくというか主導権を握りたい。圧倒的な差を見せます」と自信満々。さらには「普通にやったらKOにたどりつくんじゃないかと思います」とサラリとKO宣言してみせた。

 WBC同王座を8度防衛し、矢吹正道(緑)に敗れたものの今年3月に再び対戦。新たにインファイトを駆使して矢吹を圧倒したことで、「ボクシングの幅が広がった。指示があればすぐ(インファイトもアウトボクシング)両方できる」というのが自信の源だ。

 その自信とは裏腹に、海外ブックメーカー、ウィリアムヒルの出しているオッズは、京口の勝利が1.44倍、拳四朗の勝利が2.75倍と京口が有利と出ている。これを聞いた拳四朗は「それは僕に賭けるチャンスですね。いっぱい賭けてほしい。僕も自分に賭けようかな」とおどけてみせた。ちなみにリング誌のL・フライ級ランキングでもチャンピオンが京口で、拳四朗は2位だ。

拳四朗(右)は新鋭の小林とのスパーを披露した

 公開スパーリングでは、芦屋大出身で今売り出し中の日本ミニマム級8位、小林豪己(真正)と熱のこもった2ラウンドのスパーリング。駆けつけたワタナベジム勢4人を前にデモンストレーションを行った。

 今回は9月にアメリカでスパーリングを行い、国内では元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)、日本バンタム級王者の堤聖也(角海老宝石)、ランカーの村地翼(駿河男児)、飯村樹輝弥(角海老宝石)らと拳を重ねた。

 今回は馬刺しを食べながら“馬刺し減量”でコンディションを整えているという拳四朗は「将来的には4団体統一をしたい」と先も見据えた。

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