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記憶に残る元王者 渡部あきのり&細川バレンタイン引退式 カーニバルMVPの阿部麗也ら表彰式

2022年10月20日 20時25分

20日後楽園ホールの「DANGAN252」で、角海老宝石ジムに所属した2人の元チャンピオン、渡部あきのり(37)と細川バレンタイン(41)の引退式が行われた。

 

惜別の10ゴングを聞く渡部㊧、細川の元王者2人

渡部は2004年にプロデビュー。サウスポーの強打者として注目を集め、15連続KO勝ちの日本タイ記録をマークした。低迷した時期もあったが、11年に日本&東洋太平洋ウェルター級王座を獲得。日本王座を3度、東洋太平洋王座を5度防衛。18年には日本S・ウェルター級暫定王座、19年には東洋太平洋S・ウェルター級王座も獲得した。生涯戦績は47戦39勝33KO7敗1分。

勝っても負けてもKOの豪快ファイトでファンの記憶に残った渡部は「中学3年生のときに世界チャンピオンになろうと決めて、アマで3年、プロで17年ボクシングの世界でやらせていただいた。パーソナルトレーニングをやっているので、これからもボクシングの魅力を伝えていきたい」とあいさつした。

細川は2006年のプロデビュー。08年の全日本新人王に輝いたものの、タイトル挑戦は日本、東洋太平洋、日本と3度失敗。それでもあきらめず17年12月に麻生興一を下して日本S・ライト級王者となり、2度の防衛を成功させた。戦績は37戦25勝12KO9敗3分。

細川は「最後のリングなんですけどやっぱり寂しいです。ボクシング大好きなんですよ、でもなんで好きかあまり分かってない。疲れるのも、緊張するのも嫌い。でも、また生まれ変わったらボクシングをやりたい。本当にボクシングは楽しかったです」と時に涙を浮かべながら話した。

カーニバル表彰式に出席した小畑、阿部、宇津木(左から)

この日はチャンピオンカーニバル優秀選手の表彰式も行われた。丸田陽七太(森岡)から王座を奪い、MVPに輝いた日本フェザー級王者の阿部麗也(KG大和)は「防衛戦が12月3日。そのときは韓国で赤穂さんとカシメロがやったり盛り上がる日になっているので、日本は自分が盛り上げたい。今後のボクシング界を盛り上げたい」とあいさつした。

敢闘賞の日本ライト級王者、宇津木秀(ワタナベ)は「11月17日に防衛戦が決まってます。必ず勝ってもっと上を目指したい」。日本ウェルター級暫定王座獲得で殊勲賞の小畑武尊(ダッシュ東保)は「先週、ここで試合をして正規チャンピオンの小原選手に敗れてしまいました。また再起してチャンピオンになれるようにがんばりたい」。技能賞の岩田翔吉(帝拳)は11月1日に世界挑戦を控えているため欠席した。

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