プロ初黒星の京口紘人 猛反撃は「記憶にない」 拳四朗のジャブは予想以上
2022年11月2日 0時27分
2022年11月1日 23時32分
父親の寺地永BMBジム会長と参謀の加藤健太・三迫ジムトレーナーとともに会見に出席したWBC&WBAチャンピオン寺地拳四朗(BMB)は、何度も「加藤さんのおかげ」と練習通りの成果が出たことをアピールした。
「ダメージを与えてから焦って倒しに行きすぎましたが、練習通りのワンツーでやればいけるとアドバイスを受けた。そこからは焦らず、練習通りの動きでやれました」と総括した寺地。開始からストレートのような左ジャブが当たったが、もとより自信を持ってリングに立ち、京口をプレスした。
試合プランはシンプルだった。「いいのが当たれば行く」。寺地の出方については戦前“脚を使うのか”それとも“インファイトするのか”で予想が大別されたが、加藤トレーナーによると「脚は使うが、以前みたくぴょんぴょん跳ねない。しっかり地面を踏んで強いジャブを打つことを徹底した」。前に出たい京口相手に下がらないことを心がけたという。
絶妙な間合いで攻め続けた今回はほぼ100パーセントの出来栄えだったようだ。「むきになってラッシュする以外は……」と加藤トレーナーが苦笑した。「プラン通りだけど、よく見てやるんだよ」とインターバルで声掛けした。
ダウンを奪ったものの京口に反撃を許した5回を終えて迎えた6回。これは寺地にすれば一度立て直しを図ったラウンドだが、出てくるとばかり思った京口がダメージのせいか出てこず、加藤トレーナーは「助かった」と語っていた。
5回の京口反撃シーンも、寺地は効いたとは認めず「バテただけ」と言ったが、「矢吹選手との第1戦が少しダブった。ああいう経験があったので、今回も乗り越えられたのでは」と寺地の成長を認めていた。
今後はさらなる王座統一戦を望む寺地。同じリングで勝利したWBO王者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との対戦を希望し、新ライバルについては「やれば捕まえられるんじゃないかな」と早くも自信をのぞかせていた。
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