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2022年11月18日 金曜日

井上尚弥が挑む“比類なき偉業”4団体統一を検証 パイオニアはミドル級ホプキンス

 井上尚弥-ポール・バトラーの勝者はバンタム級初の4団体統一チャンピオンとなる。4本のベルトを束ねた「比類なき王者」はこれまで8人出ているが、ここでは彼らの統一までの道程を検証し、あらためてその偉業ぶりを称えてみたい。《ボクシング・ビート12月号より》

バーナード・ホプキンス

 「4ベルトの時代」という言葉がある。これは言うまでもなくWBA、WBC、IBF、WBO王座のことだ。1つの階級に4団体が承認するチャンピオンが君臨するのは常識となり、昔と比べてベルトの価値が四分の一になったという悲観的な見方もされる。

 ベルトの数が増えたおかげで、王座を返上して他のクラスに転向し複数階級制覇を狙う王者は後を絶たない。ここで触れる8人のうち4人が2階級から4階級で頂点を極めている。しかし現在は選手のモチベーションはもちろん、業界のトレンドもファンの嗜好も同一階級の4団体統一へとベクトルが向いている状況だ。

 老舗のWBA、これに続いたWBCと比べ、後発のIBFとWBOが著名チャンピオンを擁しながら徐々に存在感と認知度を高めていく中、4ベルト時代の最初の覇者となったのがミドル級王者バーナード・ホプキンスだった。

 最初に獲得したIBF王座を連続20度防衛。トーナメントを勝ち抜いてWBCとWBA王座を吸収。締めくくりは後にビジネスパートナーとなるオスカー・デラホーヤにフルカウントを聞かせて偉業を達成した。

 比類なき王者のパイオニアはデラホーヤ戦の前にもフェリックス・トリニダードと同時多発テロ事件直後のニューヨークで対戦しTKO勝ち。統一のプロセスもドラマチックだった。その功績は最大級のものだが、惜しむらくは4ベルトの防衛が1度で止まったことだろう。

 ホプキンスを王座から引きずり落としたのは、当時トッププロスペクトだったジャーメイン・テイラー。しかし2-1の僅差判定はホプキンスを支持する声も少なくなかった。5ヵ月後のダイレクトリマッチもテイラーが小差ながら3-0判定で連勝。ホプキンスは運に見放された。

 2人目の比類なき王者となったテイラーは記録に名前を刻んだが、その快挙に比べてファンの記憶から遠のいている。それはホプキンスの存在が偉大すぎたことと採点が論議を巻き起こしたことと無縁ではないだろう。またすぐに2つのベルトを手放し、希少価値が薄らいだことも関係するはずだ。そして次に4団体統一王者が誕生するまで12年の歳月を要した。..

 過去8人の4団体統一王者の偉業を比較表付きで検証する。記事全文は発売中のボクシング・ビート12月号に掲載しています。

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