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1年半ぶり復帰の長谷部守里が無敗ホープ金谷勇利をTKO 足名優太は格上の玉山将也から白星

2022年11月25日 21時26分

「ゴールデンチャイルドボクシングvol.134」が25日、後楽園ホールで開催され、メインのミニマム級8回戦は、長谷部守里(三迫)が日本同級7位の金谷勇利(金子)に6回2分52秒TKO勝ち。1年半ぶりの復帰戦でランカーを撃破した。

長谷部は打ち合いを制して6回に試合を決めた

◇ミニマム級8回戦
長谷部守里(三迫)[TKO6回2分52秒]金谷勇利(金子)
 金谷が初回から左フックと右ストレートをうまく見合わせて、長谷部の顔面を脅かした。金谷は強気。右ストレート、返しの左フックを思い切り打ち込んでいくので、長谷部のリターンも当たりそうなスリリングな展開となる。

 中盤から両者の手数はさらに増し、試合は激しい打撃戦へ。5回、長谷部がボディ攻撃で金谷にダメージを与える。6回は互いに激しく打ち合い、この打ち合いを制したのは長谷部。ボディ攻撃でダウンを奪うと、立ち上がった金谷に連打を浴びせてキャンバスに突き落とした。1年半ぶりのリングだった長谷部は9勝3KO6敗。中央大出身の金谷は初黒星で3勝1敗。

石井は再戦でリベンジ成功、雄叫びを上げる

◇S・フェザー級8回戦
石井龍誠(金子)[TKO2回1分29秒]上原拓哉(三迫)
 日本フェザー級10位のへ原と石井のサウスポー対決は昨年5月以来の再戦。初回、まずは前回破れている石井がリズムに乗った。スピード感あふれる動きから左を決めて上原にダメージを与えると、右フックから左を振り抜いて先生のダウンを奪った。

 石井の勢いは2回になっても止まらず、右フック、左ストレートで上原に迫る。左で再びダウンを奪った石井は立ち上がった上原に猛攻をかけ、最後は右フックで上原をキャンバスに突き落とし、主審がノーカウントで試合を止めた。第1戦の惜敗から快勝の石井は10勝7KO7敗1分。上原は18勝11KO2敗。

大久はボディ打ちで2回にダウンを奪った

◇フェザー級8回戦
大久祐哉(金子)[3-0(80-70×3)]アルビン・メデュラ(フィリピン)
 中央大出身の大久はリターンを思い切り振ってくる小柄なメデュラのビッグパンチを警戒しながら、ジャブ、ボディブローを打ち込んでいった。2回、左ボディを決めると、時間差でメデュラがひざをつく。ラウンド終了間際にも再び左ボディでダウンを奪った。

 窮地から立ち直ったメデュラに対し、大久は深追いはせずに距離を取りながらジャブ、ボディブローをコツコツと当てていった。メデュラは7回にパンチで右目下をカット。大久は最後まで崩れなかった。大久は4勝2KO1分。最後まで粘りを見せたメデュラは日本で5連敗。10勝7KO8敗。

足名(左)はコツコツとパンチを当てて接戦を制した

◇68.0キロ8回戦
足名優太(金子)[2-1(77-75、78-74、75-77)]玉山将也(帝拳)
 昨年12月、日本ウェルター級王者の小原佳太(三迫)に挑戦して敗れた現日本S・ウェルター級4位、玉山の再起戦。足名が積極的に手を出し、玉山がこれを迎え撃つ立ち上がり。足名が2回に右アッパーを軸にショートパンチを好打してジャッジにアピールした。

 受けに回ってしまった玉山は時折力強いボディブローを打ち込むものの単発に終わり、なかなかピッチを上がらない。足名は5回、右アッパー、右ストレート、左ボディで玉山に迫る。玉山は6回、パワーパンチで巻き返しを図るが、足名も踏ん張って手を出し続けた。

 玉山は7、8回、距離を詰めて追い上げたが、足名もコツコツとアッパーや左フックを当てて玉山の。採点を聞いて雄叫びを上げた足名は7勝4敗。まさかの連敗となった玉山は14勝8KO4敗。

杉田(右)は防御力の差を見せつけた

◇S・バンタム級8回戦
杉田ダイスケ(ワタナベ)[3-0(80-70×2、79-71)]永田翔(FLARE山上)
 初回、“ポリスボクサー”杉田の右で永田がヒザをつくダウンという立ち上がり。ここから永田が前に出てもつれるシーンが増えたが、そのたびに杉田が右をダブル、トリプルで打ち込んでいった。リーチのある永田は2回以降、プレスを掛けて右、ボディ打ちで杉田に迫るものの、杉田はブロックでこれを防ぎながらジャブ、右を断続的に当てていった。

 前に出る永田は杉田のディフェンスを崩すことができない。杉田は5回以降、ボディから顔面へのコンビネーションも決めだして優勢をキープ。最終回に連打から左フックでダウンを奪い、試合を決定づけた。連敗脱出の杉田は7勝3KO3敗。永田は3連敗で9勝2KO7敗。

◇68.0キロ6回戦
西川宏次郞(八王子中屋)[3-0(58-55×2、58-54)]向後大寿(上滝)

◇S・フェザー級4回戦
竹内大貴(金子)[2-0(39-37、40-36、38-38)]野口貴彦(宇都宮金田)

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