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内山が公開練習、渡辺会長「年間MVPを」

2013年12月24日 17時29分

 大みそかの大田区総合体育館で8度目の防衛戦を迎えるWBA世界S・フェザー級チャンピオンの内山高志(ワタナベ)が24日、都内のジムで練習を公開。渡辺均会長は「内山にはまだ取っていない年間MVPを取らせたい」と大きな期待を寄せた。

内山高志が公開練習(ボクシングニュース)
相変わらず豪快なスパーリングを披露した内山(左)

 内山はこれまでに技能賞1度、殊勲賞2度、KO賞2度もらっているが(アマ時代に優秀選手賞と努力賞を授賞)最優秀選手賞はいまだない。内山本人は「もらえたらうれしいですけど、もらえなかったからといって落胆するわけではない」と笑ったが、5月のV7戦を豪快なKO勝利しているのだから、大みそかの内容次第では自身初のMVPが転がり込んでくる可能性は十分にあるだろう。

 少なくとも挑戦者に同級4位の金子大樹(横浜光)を迎え、内山のモチベーションはいつになく高まっているようだ。

「金子選手とやるのは純粋に楽しみ。国内の日本王者の中で一番強いと思うし、こういう選手とやって自分の力を証明したい。互いにボクシングスタイルが似ているので、中間距離で打ち合えば、あたった方が倒れるというヒリヒリした試合になると思う。勝つ自信? もちろん100%あります」。

 恒例の土居トレでフィジカルを強化し、やや流れることもあったという右ストレートの軌道も修正した。前戦で「ちょこちょこもらってしまった」というディフェンス面の整備にも取り組むなど「いつも以上に充実した練習ができた」と内山。本人は相変わらず「判定でもKOでも構わない」というスタンスだが、インパクトのある勝利は選考委員の心を動かすだろう。

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