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2階級制覇ブラッドリー、“ザ・コブラ”フロッチ、激闘のマルケス弟ら新規殿堂入り

2022年12月8日 10時04分

 米国ニューヨーク州カナストータに本部がある国際ボクシング名誉の殿堂博物館が7日、2023年に新たに殿堂入りするメンバーを発表した。男子のモダン部門では2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリー(米)、S・ミドル級王者だったカール・フロッチ(英)、激闘で沸かせた元2階級王者ラファエル・マルケス(メキシコ)が選出された。

左からブラッドリー、フロッチ、マルケス

 ブラッドリー(33勝13KO2敗1分)はS・ライト級王者に就いた後、ウェルター級で2階級制覇に成功。レジェンドのマニー・パッキャオと1勝2敗の成績を残し、マルケスの兄フアン・マヌエル・マルケスに勝利。引退後はESPNの中継の解説者として活躍している。

“ザ・コブラ”の異名があったフロッチ(33勝24KO2敗)は08年に王者に就き、元ミドル級4団体統一王者ジャーメイン・テイラーをストップして防衛。その後、S・ミドル級トーナメント「スーパー・シックス」に参戦。決勝でアンドレ・ウォードに敗れたものの、存在感を発揮した。

 マルケス(41勝37KO9敗)は03年にIBFバンタム級王者に就き7度防衛。その後S・バンタム級へ進出し、同胞のライバル、イスラエル・バスケスとタイトルを争って4度対戦。死闘を繰り広げ、そのうち2試合が年間最高試合に選ばれた。

 一方、女子のモダン部門ではアリシア・アシュリー(ジャマイカ)とラウラ・セラノ(メキシコ)が選出された。アシュリーは3階級でタイトルを獲得。才女でもあるセラノはメキシコの女子ボクシングの草分け的な存在だった。

 関係者部門ではジョー・グーセン(トレーナー)、ブラッド・グッドマン(トップランクのマッチメーカー)、ブラッド・ジェイコブス(トップランク重役)が選ばれ、オブザーバー部門では元HBOスポーツ社長セス・アブラハム、CBSテレビの実況を担当したティム・ライアンが名を連ねる。

 また物故者部門ではL・ヘビー級のタイガー・ジャック・フォックス、日本とも関係が深いタイのフライ級王者ポーン・キングピッチ(オールドタイマー部門)、ジョアン・ハーゲン(女子の先駆者部門)が選出された。

 殿堂入りセレモニーは来年6月11日、カナストータで予定されている。

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