来年2月3日に米アリゾナ州グレンデールのダイヤモンドデザート・アリーナで内定と報じられたWBO･S･フェザー級王座決定戦が、前WBC王者オスカル・バルデス（メキシコ）の負傷により延期になった。ESPNなどが報じた。対戦相手のWBOフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ（メキシコ＝写真）は代役のリアム・ウィルソン（豪州）と王座決定戦を行う模様。ボクシングシーンなどが報じた。

　前王者シャクール・スティーブンソン（米）が計量失格。王座はく奪に伴う決定戦は、2階級制覇のバルデスと、WBOフェザー級王座を保持し、クラスを上げて3階級制覇を狙うナバレッテのカードが認められ、強打のメキシカン対決として注目を集めていた。なお、バルデスのけがの詳細は明らかにされていない。

　WBO3位にランクされるウィルソンは11勝7KO1敗の26歳。日本で坂晃典（仲里）、清水聡（大橋）に勝利し、尾川堅一（帝拳）と負傷ドローだったジョー・ノイナイ（フィリピン）と2度対戦して1勝1敗。世界初挑戦、アメリカ初進出で、キャリアで大きく上回るナバレッテ（36勝30KO1敗）戦を迎える。