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WBOが井上尚弥をバンタム級スーパー王者に認定 S・バンタム級タイトル戦線の行方は?

2022年12月23日 9時59分

 WBOは22日、バンタム級王座を保持する井上尚弥(大橋=写真)をスーパー王者に認定すると発表した。井上は今月13日、前王者ポール・バトラー(英)を下してバンタム級初の4団体統一を実現した。

 WBOは発表した文書で井上の実績を分析。戦績が24勝21KO無敗で87.5%のKO率を誇ること、史上初のバンタム級4団体統一王者であること、L・フライ級、S・フライ級、バンタム級の3階級を制していること、WBO・S・フライ級王座を7度防衛したこと、パウンド・フォー・パウンドのナンバーワンボクサーの1人であること―などの理由でスーパー王者に認定したとした。

 WBOのスーパー王者は1階級上げた場合(下げた場合)、その階級で指名挑戦者の権利を得るとのルールを定めている。これにより、井上が公約通りS・バンタム級に上げると王者スティーブン・フルトン(米)の指名挑戦者の立場になる。

 WBOが井上にフルトン戦への道を開いた一方で、WBC王座も保持するフルトン(28勝8KO無敗)は以前からフェザー級転向の話がある。WBC1位ブランドン・フィゲロア(米)とのWBCフェザー級暫定王座決定戦が認められたとの報道もあり、井上との対戦が実現するかどうかは未知数だ。

 また、もう一人のターゲットであるWBA&IBF王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン=11勝8KO無敗)はIBFから指名挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン)との対戦を催促されている。こちらもまだ交渉は成立しておらず、S・バンタム級チャンピオンの動向は今のところはっきりしていない。

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