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井岡一翔とフランコの王者対決はドロー S・フライ級2団体統一はならず スコアあり

2022年12月31日 18時31分

 S・フライ級2団体統一戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、WBO王者の井岡一翔(志成)とWBA王者ジョシュア・フランコ(米)の一戦はドロー。井岡はWBO王座の6度目、フランコはWBA王座の2度目の防衛に成功した。スコアは115-113でフランコ、残る2人が114-114のドローだった。

12ラウンドを戦い終え、両者の手が上がった

 リーチで上回るフランコが前に出て手数を出し、井岡が引きつけてジャブ、左ボディを繰り出していった。派手なクリーンヒットはなく、フランコが前に出て手数を出し、井岡がこれを防ぎながらチャンスをうかがう展開。井岡はジャブと左ボディをコツコツと当て、フランコは井岡のガードの上から次々にパンチを打ち込み、リズムをつかもうとした。

 井岡は4回、距離を詰めていったが、フランコの手数を止めることはできなかった。フランコはワンツー、フックを容赦なく打ち込んでいく。これをブロックで防ぐ井岡もボディ、アッパーで下から攻めたり、ワンツーを打ち込んだりした。

 中盤以降もフランコの手数は衰えず、井岡もしっかりディフェンスしながら試合を進めた。井岡が右を決めたり、左ボディを決めたり、いいシーンを作ることもアルのだが、すぐさまフランコはパンチを返していく。井岡はロープを背負うシーンが増えた。

井岡(左)はコンスタントに左ボディを決めた

 井岡は9回、ネジを巻き直してコンビネーションでフランコに迫った。右アッパーから左ボディ、ワンツーを繰り出し、右をヒットして会場から拍手が沸く。それでもフランコはなかなか落ちてくれず、相変わらず手数は旺盛だ。11回はフランコがグイグイと前に出て攻勢をアピール。12回は両者ともにすべてを出し切って終了のゴングとなった。

 33歳の井岡は29勝15KO2敗1分。27歳のフランコは18勝8KO1敗3分1無効試合。

井岡の話「みなさんのご期待にこたえられなかったことをお詫びしたい。勝てはしなかったけどドローでベルトを守ることができたので次につながると思う。2023年は今日の悔しさをいかしてがんばる。前半から中盤にかけてポイントを取っているという中、もう少し止めたかったけど、中盤から圧倒的な差を見せられなかった。フランコ選手は強かった」

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