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TMKジムが2.25初興行 WBA2位の亀田和毅が世界前哨戦 従兄弟の亀田京之介も出場

2023年1月4日 22時02分

 昨年末、大阪市西成区に開設したTMKジム(金平桂一郎会長)は4日、所属のWBA世界S・バンタム級2位、亀田和毅(31)の世界前哨戦を2月25日、同市住之江区のATCホール(2000人収容)で開催すると発表した。セミにはいとこの元日本ユース・フェザー級王者、亀田京之介(24=ハラダ)が出場する。

記者会見した亀田和毅(左)と京之介

 和毅は56キロ8回戦でWBA世界13位、ルイス・カスティージョ(26=メキシコ)と対戦する。カスティージョはオーソドックスのファイタータイプで30勝20KO4敗の戦績。和毅は「無事試合が決まり、うれしい。相手はKO負けが一度もない打たれ強い選手と聞いている。大差の判定勝ちではなく、しっかり倒したい」と伸び盛りのファイター相手に世界を目指す意気込みを口にした。

 和毅は21年12月に世界挑戦者決定戦に勝利して、WBAの指名挑戦者の権利を保有している。WBA・S・バンタム級スーパー王者でIBF同級王者のムロジュン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は今春、IBF1位のマーロン・タバレス(フィリピン)の挑戦を受ける予定で、和毅は勝者に挑戦する意向だ。

「年内に世界挑戦を考えており、右手の負傷も完治に近づいてきているし、今度の試合はWBAにアピールするためにも、いい勝ち方をしていくだけ」。

 バンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)が近くS・バンタム級に階級を上げてくる。前々から井上との対戦を望む和毅は「井上選手がどの団体のベルトを狙うかわからないが、自分はWBAのベルトに挑戦する。自分がチャンピオンになって、タイミングが合えば、井上選手が挑戦してくるのか、タイトルを獲得した井上選手と王座統一戦をするのかいまはわからないが、まず2月の試合に全力を注いでいきます」と力強く語った。

 京之介はペッチバーンボーン・ゴーキャットジム(タイ)と対戦する。ペッチバーンボーンは井上尚弥がS・フライ級世界王者時代に挑戦したことがある37歳のベテランファイター。「井上選手は10回で倒しているが、それまでに倒す自信はある。タイトル戦を早く実現するためには、強い勝ち方をしていくだけ」と京之介は仲が良く、スパーリングも行ういとこの前座に全力を出し尽くす構えだ。

 また、金平会長は和毅の弟子で、18勝7KO無敗のメキシコの新鋭、レネ・ビビアノ(27)がジム所属となり、タイ人選手と日本初戦を行うことも発表した。

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