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20歳の花田歩夢がWBC4位から金星 サトシ・イシイはドロー「ボクシングはこれで最後」

2023年1月6日 16時27分

 ダブル世界戦をメインとする「3150FIGHT vol.4」が6日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われた。アンダーカードでメキシコからの“逆輸入ボクサー”花田歩夢(神拳阪神)が世界ランカーから金星を奪った。柔道五輪金メダリストのサトシ・イシイ(ミツキ)はボクシング転向2戦目でドロー。「ボクシングは最後にする」と語った。

大沢は引退試合でダウンを奪った

◇S・ライト級5回戦
大沢宏晋(オール)[3-0(49-43×3)]樋口和輝(KWORLD3)
 元東洋太平洋フェザー級王者でWBO1位にランクされたこともある37歳の大沢が引退試合。大沢は初回、樋口のラッシュでコーナーに追い込まれながら、左フックをカウンターでダウンを奪った。体格で上回る樋口は立ち上がった再び攻めたが、大沢が左ジャブを合わせて2度目のダウンを奪った。大沢は2回にも左を合わせると、樋口は3度目のダウンだ。

 22歳の樋口は3回、再び闘志をあらわにしてラッシュを披露。樋口は5回も猛打で大沢に迫ったが、大沢はベテランらしく樋口をいなし、最後は大いに打ち合ってフィニッシュした。大沢は38勝21KO6敗4分。16年5月、ラスベガスのトーマス&マックセンターでWBOフェザー級王者オスカル・バルデス(メキシコ)に世界挑戦した試合がハイライトとなった。樋口は6勝2KO4敗。試合後、リングで大沢の引退式が行われ、10カウント・ゴングが打ち鳴らされた。

奈良井(左)は終始ジャブが正確だった

◇S・フェザー級6回戦
奈良井翼(RK鎌田)[3-0(58-55×3)]一道宏(T&T)
 日本S・フェザー級5位の奈良井は昨年9月、日本王者の坂晃典(仲里)に挑戦してダウン応酬の末に敗れて以来のリング。この日の奈良井は足を止めず、出入りのボクシングに徹し、長身のランク15位、一道がこれを迎え撃った。2回終了間際、奈良井のワンツーがクリーンヒット、一道は左目を痛めたようだ。

 左目をしかめながら戦う一道は4回に攻めるが、奈良井はジャブ、右ストレートは的確にヒット。5回、ギアを上げて奈良井に迫り、ロープ際で右を決めて奈良井からダウンを奪う。ただしダメージはなく、奈良井は再びジャブを当ててペースを取り戻した。奈良井は一道の強打を最後まで警戒して無理をしなかった。

奈良井の話「練習したことが出せなくて悔しい。(相手は)キレるパンチなので、それをもらわないように意識して、なおかつ勝ちたかったけど仕留めきれなかった。面白くない試合をしてしまった。いつかは世界チャンピオンになって親にマンションを買いたい」。9勝7KO2敗。37歳の一道は7勝6KO1敗1分。

4回にダウンを奪った花田

◇フライ級8回戦
花田歩夢(神拳阪神)[TKO7回46秒]アサエル・ビリャル(パナマ)
 メキシコでプロデビューした20歳の花田がL・フライ級でWBC4位を筆頭に4団体でランク入りしているビリャルにチャレンジ。初回から互いにジャブ、ボディ打ちとアクションの多い展開。2回、打ち合いの中からビリャルの左右アッパー、右ストレートが花田をとらえた。体格で上回る花田は3回、左ボディ、左フックでビリャルに迫る。ラウンド終盤、ビリャルの右が決まり、花田が体勢を崩した。

 花田は4回、左フックから連打で襲い掛かってビリャルからダウンを奪う。さらに追撃するとビリャルがグローブをキャンバスについて2度目のダウンだ。花田は5回、ビリャルの右を再三もらってしまうが、6回はジャブ、右ストレートで反撃。7回、花田は強烈な右ストレートを立て続けに決め、ストップ勝ちを呼び込んだ。

 花田は「ホッとしている。相手は想定通りのパンチの威力とボクシングスタイルだった。一つの山を乗り越えられた。次も強い選手とやりたい。必ず世界を取りたい」と話した。9勝7KO1敗1分。昨年8月、元世界王者の宮崎亮(KWORLD3)を1回TKOで下していたビリャルは19勝15KO2敗3分。

イシイ(右)のボクシング2戦目はドロー

◇ヘビー級4回戦
サトシ・イシイ(ミツキ)[引き分け1-0(39-37、38-38×2)]ハン・チャンス(韓)
 元柔道五輪金メダリストで総合格闘技出身のイシイがボクシング2戦目。112.5キロのサウスポー、イシイはいきなり左フックを決めて好スタートを切ったが、その後は一発を狙う101.5キロのハンを相手になかなか手が出ない。イシイは3、4回に前に出てハンをコーナーへ押し込んだが、互いに有効打はなかなか生まれなかった。

 イシイは1勝1分。ハンは1勝1KO1分。イシイこと石井慧は昨年8月、クロアチア選手として出場したが、今回はミツキジムに所属しての第2戦となった。ハンは1勝1KO1分。試合後、イシイは「煮え切らない試合になてしまった。ボクシングは難しい。これでボクシングは最後にします。ありがとうございました」とだけ話し、会見を終えた。

◇S・フライ級4回戦
森本竜馬(KWORLD3)[TKO2回]芝野浩記(スパイダー根本)

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