“キングストンの惨劇”から50年 若きフォアマンがフレージャーから衝撃的なヘビー級王座奪取
2023年1月22日 9時55分
2023年1月21日 17時02分
毎月、新鋭を紹介する連載「NEW FACE」、今回は沖縄期待の大湾硫斗(志成)。ジュニア時代から評判だった大器のこれまで――《文:佐藤敦=ボクシング・ビート2月号より》
「明日(12月31日)はいい形で勝って、沖縄に早く帰りたいです」。前日の計量後にそう語っていた大湾は、勝利したリングの上でも「あまり喜べない(内容だ)けど、勝ったのですぐ沖縄に帰ります」と宣言。翌日の朝にも空港に行って、「乗れる飛行機ありますか?」と聞くつもりだという。
試合は静かな立ち上がりを切り裂くように、声を発して仕掛けていくロビン・ラングレス(フィリピン)を力強く迎え撃った大湾が、左フックをカウンターで合わせてグラつかせる上々の立ち上がり。
「ジャブで様子を見て、行けるところで行くのが自分のボクシング。皆には攻めを強調されるのですが、自分としてはあくまでディフェンスをメインに考えてやっています」
と大湾は言っていた。が、2回早々、ラングレスの飛び込んでの右を被弾し、その後の猛攻にもつれるように倒れてしまう。裁定こそスリップと判断されたが、「ちょっと効いていた」。自ら“ダウン”と認めるプロのリングで初めて味わう感覚に、「なめていた。見るべきところを見えてなくて、自分のことだけに集中していた。相手のことを気にしながらやらないといけない」と反省の弁。しかしそのラウンドの終了間際には、右ショートを合わせてダウンを奪う勝負強さも見せている。
今回で組んで2戦目となる藤原俊志トレーナーの注意にも促されて自分を取り戻した大湾は、変わらず飛び込むラングレスに、右を幾度となく打ち下ろしていく。4回には左ボディーを効かせてからの右フォローで2度目のダウンを奪った大湾が、さらに5回終了直前にも、抱え込むような形でボディー連打を見舞うと、ラングレスに3度目のカウントが入った。
その後も大湾はボディーを中心に拳を叩き込み、試合を終わらせるよう試みる。最後まで抵抗を止めないラングレスに、試合終了のゴングを聞かされることになるが、3ジャッジ全員がフルマークの勝利を手に入れた。..
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