トップランクは4日、4月8日に米ニューアークのプルデンシャル・センターで開催するイベントを発表。メインで2階級制覇王者シャクール・スティーブンソン（米）とWBOアジアパシフィック・ライト級王者の吉野修一郎（三迫）が対戦する。

　リオ五輪バンタム級銀メダリストのスティーブンソンは19年にWBOフェザー級、21年にWBO･S･フェザー級王座を獲得。昨年9月の防衛戦で軽量失格により王座をはく奪されたが、これまで19戦全勝9KOのサウスポー。スピードとテクニックに自信を持つ25歳はライト級で3階級制覇を目指している。

　吉野はアマチュアで124戦の実績を積んでプロデビュー。これまでに日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックの3冠を獲得して戦績はこちらも負けなしの16勝12KO。昨年11月には元東洋太平洋王者でアメリカのリングも沸かせた中谷正義（帝拳）との頂上対決に完勝、スティーブンソン戦を手に入れた。

　スティーブンソンはWBC3位、吉野は同5位でトップランクはこの試合をWBC挑戦者決定戦をアナウンスしている。WBC王者は4団体統一のデビン・ヘイニー（米）。ヘイニーは元3団体王者ワシル・ロマチェンコ（ウクライナ）との対戦が期待されている。