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見村徹弥がランカーの森野大地を破る 女子世界王者の小澤瑤生が引退式

2023年2月26日 22時54分

フュチュールジム主催の「To the Future vol.27」が26日、京都市のKBSホールで行われた。メインの52.5キロ8回戦は、見村徹弥(26=千里馬神戸)が21年フライ級全日本新人王の同級15位、森野大地(29=フュチュール)に3-0の判定勝ちした。

セミの68.5キロ6回戦は、昨年している芦屋大中退の仲野玲(21=フュチュール)と駒澤大出身の中川凌太(KWORLD3)が激しい打撃戦を展開。両者ともあと1発の決め手を欠いて引き分け、3150FIGHTサバイバルでの再戦が決定した。

女子ミニマム級6回戦は日本女子ミニマム級12位、川口玲可(23=フュチュール)が同級5位、武藤希美子(33=花形)を連打で破った。

見村(左)はペースを明け渡さず勝利

◇52.5キロ8回戦
見村徹弥(千里馬神戸)[3-0(78-73、77-74×2)]森野大地(フュチュール)
サウスポーの森野が左フック、ストレートを繰り出して攻勢に出た。18年の西日本L・フライ級新人王の見村は落ち着いてバックステップ、ダッキングでパンチを外し、コツコツとボディにパンチを集めた。

4回、見村が真っすぐに下がったところに森野の左ストレートが命中、見村はダウンを喫した。しかし、すぐに立て直して、むきになってパンチを振る森野のガードが空いたところにボディへのパンチをヒットして、主導権は渡さなかった。終盤はスタミナが落ちた森野にカウンターの右ストレートを決めるなど、試合巧者ぶりを発揮した。見村は10勝2KO4敗、初の8回戦の森野は5勝3KO2敗。

川口(左)はランキング上位を破った

◇68.5キロ6回戦
中川凌太(KWORLD3)[1-0引き分け(58-56、57-57×2)]仲野玲(フュチュール)

◇女子ミニマム級6回戦
川口玲可(フュチュール)[3-0(58-56×3)]武藤美希子(花形)

10ゴングを聞く小澤

メインの前に元WBO女子世界S・フライ級王者、小澤瑶生(37=フュチュール)の引退式が行われた。小澤は11年8月デビュー、OPBF、日本タイトルを獲得。2度の世界挑戦は実らず、19年に結婚して産休していたが、昨年5月に復帰してWBO女子S・フライ級王者、吉田実代(三迫)を2-1の判定で破り、悲願の世界タイトルを獲得した。

子育てに専念したいと10月にタイトルを返上、引退した。長野県上伊那郡辰野町出身で、この日は郷里から駆け付けた武井保男町長から花束が手渡された。小澤は17勝6KO5敗。

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