26日、京都市のKBSホールで開かれたフュチュールジム主催興行前にプロテストが行われ、KWORLD３ジムの政所椋（22＝東洋大）、花田颯（20＝日大中退）、岡朱里（18＝目黒日大高）の3人が6回戦のB級テストを受験して合格した。

　政所は大阪府四条畷市出身で、奈良・王寺工高から東洋大に進学。昨年のとちぎ国体成年男子バンタム級優勝を果たし、アマ戦績は56勝16敗。花田は埼玉県生まれで、秀明栄光高から日大に進み、2年生の昨年、関東大学リーグに出場して4勝1敗。アマ戦績は62勝17敗。

　岡は岡山県生まれで、倉敷市立郷内中3年の時、第1回キッズボクシング王座決定戦46キロ級優勝など、UJ5冠を獲得。昨年の高校選抜フライ級で準優勝している。アマ戦績は71勝6敗。

　合格した3人は東京都内で練習を積んでいく予定。政所は「S･フライかフライで戦います。相手に圧力をかけるボクシングで世界を目指します」と話し、バンタム級の花田は「パワーで倒すボクシングを貫いて、もちろん世界王者が目標。いまはメキシコの世界王者、マウリシオ・ララの映像を見て、勉強しています」と破壊力に磨きをかける。

　高校3年の岡は「L･フライ級で戦っていきます。好きなボクサーは寺地拳四朗さん。キャリアを積んで、足を使ってカウンターを決めるボクサーに」と抱負を語っていた。