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ベナビデス後半スパート 強敵プラントを追い詰め判定勝ち カネロ戦を熱望

2023年3月26日 16時55分

ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで25日(日本時間26日)行われたS・ミドル級12回戦は、同級WBC王座に2度就いたデビッド・ベナビデス(米)が同級前IBF王者カレブ・プラント(米)に3-0判定勝ち。WBC暫定王座を防衛したベナビデスは4団体統一王者カネロ・アルバレス(メキシコ)挑戦を再度アピールした。

スラッガーのベナビデスにテクニシャンのプラントはアウトボクシングで対抗。鋭いステップインから左右連打を見舞うなど序盤リードする。しかし4回あたりからパワーパンチが当たり出したベナビデスはラウンドが進行するごとに圧力を増してチャージ。懸命に打ち返すプラントだが、徐々に劣勢を強いられる。

8回、連打から右をベナビデスがねじ込むとプラントは初めて効いた仕種を見せる。このラウンド、額にカットを負ったプラントは鮮血に染まる。ペースを引きつけたベナビデスは以後のラウンド、出血に悩まされるプラントを豪打で圧倒。ストップ寸前に追い込まれながらもプラントはクリンチで凌ぎ、最終12回には手数を繰り出して意地を見せた。

スコアカードは115-113、116-112、117-111でベナビデスの手が上がった。戦績を27勝23KO無敗としたベナビデスは「ベストなライバルに勝ててうれしい。9月にカネロ戦を希望する。ファンはみんな望んでいる」と発言。試合前、憎悪をむき出しにした両者だったが、リングでお互いに健闘を称え合うすがすがしい光景が見られた。プラントは21勝13KO2敗。

セミのS・ウェルター級10回戦は、ランカーのヘスス・ラモス(米)がジョーイ・スペンサーに7回1分25秒TKO勝ち。ラモスは20勝16KO無敗。スペンサーは16勝10KO1敗。

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