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4.16兄弟世界王者誕生狙う重岡優大 試合巧者のWBCミニマム級王者 パンヤ攻略に自信

2023年4月3日 18時03分

 4月16日の「3150FIGHT vol.5」でWBCミニマム級王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)に挑戦する同級3位の重岡優大(ワタナベ)が3日、東京・五反田のジムで練習を公開した。

26歳の誕生日に世界戦を迎える重岡

 プロ7戦目で目標としていた世界戦の舞台に上がる優大。世界タイトルマッチの公式行事を迎え、「弟と2人で毎日いい練習ができている。このまま仕上げるので当日を楽しいにしてほしい」と弟の銀次朗との“兄弟同時世界王者誕生”に意欲を見せた。

 世界初挑戦に向けて順調にここまできた。これまでに12ラウンドの通しスパーリングを1回こなし、先日は8日に世界タイトルマッチを迎えるL・フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗(BMB)とも手を合わせた。このとき昨年8月にタイでパンヤに挑戦した三迫ジムの田中教仁と話をして情報を得ることもできた。

 あらためてパンヤのことを問うと、「ポイントを取るのがうまい。しっかり上下に打ち分けて、手数もけっこう出してくる」と40戦(39勝23KO1敗)のキャリアを持つチャンピオンを警戒。町田主計トレーナーは「パンチが多彩でけっこう手数が出る。それに巻き込まれたくない。狙いすぎて見ちゃわないようにしたい」と基本方針を明かした。

 それでも強打が自慢の優大は「(相手に)パンチがあるとは思わないし、ガードが低くてパンチももらってくれる。焦って倒しにいく必要はないけど、チャンスがきて倒せるだろうと思ってます」とノックアウトによるタイトル奪取に自信を見せた。

町田トレーナーとミット打ち。この日は12ラウンド動いた

 幼少のころから格闘技のトレーニングに明け暮れた重岡兄弟にとって世界タイトルマッチは人生最大のビッグイベント。さらに4月16日は重岡にとって特別な日でもあることも注目だ。

 7年前に故郷の熊本が大きな地震に襲われた。いわゆる「熊本地震」の犠牲者は273人の。重岡の実家も被害にあい、熊本県民にとっては忘れられない日となっている。同時にこの日は優大の誕生日でもある。決戦の日、26歳の誕生日を迎える優大は「今年くらいオレらが4月16日をいい日にしたい。世界チャンピオンのベルトを巻いて朝までパーティーです」と意気込んだ。

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