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大型ホープ堤駿斗 5.31東洋太平洋フェザー級王座決定戦 勝てば国内最速記録の3戦目

2023年4月3日 13時45分

 日本フェザー級6位の堤駿斗(志成)が5月31日、後楽園ホール「Life Time Boxing Fight14」で東洋太平洋同級王座決定戦に挑む。対戦相手は世界挑戦経験のあるジョー・サンティシマ(フィリピン)。志成ジムが3日、記者会見を開いて発表した。試合の模様はABEMA TVでライブ配信される。

「世界の強豪としのぎを削りたい」と堤

 大型ホープの堤がプロ3戦目で早くもタイトルマッチのチャンスを手にした。3戦目で東洋太平洋王座獲得となれば、田中恒成(畑中)の4戦目の上回る東洋太平洋王座の獲得最速記録。堤は「記録を狙うつもりはなかったが、チャンスが巡ってきたのでしっかり取ってやろうと思っている」と抱負を語った。

 世界ユース選手権優勝などアマチュアで輝かしい成績を残した堤は昨年7月、鳴り物入りでプロデビューした。12月の第2戦も勝利してプロ2戦2勝だが、ともに判定に終わった試合を本人は納得していない。KOできなかったからではない。自分の本来のスタイルを見失っていたからだ。

「これまでの2試合は倒すことをテーマにして、持ち味をいかせていなかった。自分の持ち味は前の手のジャブ。相手を支配したり、プレッシャーをかけたりできる。今回は簡単に倒せる相手でもないですし」

 サンティシマは堤が「世界挑戦も経験もあってパワフルな選手。アメリカで強敵とも戦ってきている」と指摘するようになかなかの実力者だ。戦績は22勝19KO5敗の26歳。世界挑戦は20年2月のWBOフェザー級戦で、王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)に11回TKO負けした。昨年8月に日本で大沢宏晋をTKO勝ち。直近の試合は昨年12月の大阪で、下町俊貴(グリーンツダ)に10回判定負けしている。

 初のタイトルマッチに向け、堤は入念に準備を進めている。2月下旬には10日間の徳之島合宿で走り込み、同門の比嘉大吾、木村吉光、同級生で日本フェザー級タイトルマッチを控える松本圭佑(大橋)らとみっちり走り込み「精神的にもタフになった」と合宿の成果を強調。6日にはラスベガスに旅立ち、イスマエル・サラス・トレーナーの指導のもと、1カ月のトレーイングを行う予定だ。

 デビュー戦前のラスベガス合宿で拳を合わせたロベイシー・ラミレス(キューバ)が先日、WBOフェザー級王者となった。サラス傘下のホープの活躍に「刺激を受けた」という堤は「いい内容で勝って世界の強豪としのぎを削っていきたい」とステップアップも視野に入れる。

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